【3分でわかる経済のキホン】日本はずっと貿易赤字という常識

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日本は輸出で儲ける国?

日本と言えば、高度成長期に貿易大国として名を馳せたアジア有数の経済大国というイメージがあるのではないでしょうか。実際、自動車の輸出などは好調すぎてアメリカとの間に貿易摩擦が生じるくらいでした。

確かにそれは正しいですが、そのイメージを引きずって今でも日本は貿易黒字なのだ…と思っている方は多いのではないかと推測します。実は日本は、2011年の震災以降ずっと貿易赤字が続いているのです(財務省の貿易統計で確認してみましょう)。つまり、輸出額と輸入額の差である貿易収支が赤字になっているのです。なぜこのようなことになったのでしょう。一つの理由は、日本で経済成長が進むことで賃金水準が高まり、より賃金の安いアジアの国々に製造業が移転したからです。つまり、国内から海外にむけて輸出するのではなく、現地で生産するようになったのです。

 

日本はお金を貸して儲ける国

とはいえ、過去に渡って日本は膨大な対外資産を蓄積してきました。実は日本は現在、これら対外資産を海外で運用することで大きな収益を上げているのです。具体的には海外直接投資(企業が海外に資本を投じて事業を行うこと)と証券投資(海外企業の株を買うこと)で大きな投資収益を上げているのです。これら投資収益を所得収支と言いますが、実は所得収支の黒字は貿易収支の赤字をカバーするほどの額なのです。したがって、経常収支(海外とのモノの輸出入、サービスの受払、投資収益の受払などの収支の合計)は黒字となっているのです。

これからの日本経済

とはいえ、この経常黒字は年々減少しています。貿易赤字の減少幅が大きいことが主な原因です。

国際収支の発展段階説によれば、今後の日本は経常収支も赤字となり、その分を対外資産を取り崩すことで埋め合わせを行うことになります。とはいえ、対外資産は300兆円にも登る巨額であるため、今後50年ほどは対外資産が対外負債を上回る純債権国である見通しです。

さらにもし純債務国に転じたとしても単に日本が国として借金をしているというだけで、それ自体が悪いということにはなりません(アメリカやイギリスは以前から純債務国です)。企業がお金を借りて事業を成長させていくように、日本が純債務国となっていても生産水準が高く所得を生み出せているなら問題はありません。実際、純債務国のアメリカは産業構造を転換させて新たなステップに移行していますよね。幸い、純債務国になるまでにかなりの時間が有りますので、結局は日本が高度成長期から変わっていない産業構造を転換させることができるかが今後のカギです。

 

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