Q. 今後のコンサルの将来性ってどうなの?

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A. 業界としての将来性はあります。

近年、ロジカルシンキングに代表されるコンサルタントの技法は書籍などを通じて普及が進み、多くの企業に吸収されています。したがって、コンサルタントに発揮できる固有の能力が失われたのではないか?と推測することもできなくはないでしょう。

しかし数字で見ると、日本では2009年から2014年の間に経営コンサルを利用している企業が3.7倍に増加しているのです。コンサルを営む企業自体も増加傾向で、同期間に1.9倍に増加しています。また売上を見てみても、例えば三大戦略コンサル(マッキンゼー、ボスコン、ベイン)は2013年の前年比売上成長率が二桁台に乗っています。BIG4についても2010年以降、毎年平均10社以上を買収しており、総売上も成長を続けています。このように、客観的に見て成長している業界と言えるでしょう。特に日本は欧米と比べるとまだまだコンサルの利用率が低く、今後成長の余地があると言えます。

では、なぜ成長を続けているのか?様々な理由が考えられますが、ここでは2点挙げます。

  • 知っていることと出来ることとは別

ロジカルシンキングなどの技法が知れ渡ったとして、実際それを何年間にもわたり継続的に使用し鍛えぬける人はやはり少ない、と現役コンサルタントの方は言われます。基本的なやり方を頭で分かっていても実際に使うとなるとできない、という経験はみなさんもあるのではないでしょうか。実践を通じて慣れ、また言語化するのが難しい様々な暗黙知(どの部分をどこまで厳密にロジカルに分析するかのバランス能力など)を獲得する必要がある訳で、単純に広まったからコンサルの役目は終わりということはないでしょう。

 

  • 顧客企業に不足しているスキル

書籍化された技法以外にも、コンサルには様々なスキルがあります。例えば、業界横断的知見を提供し総合的かつ俯瞰的な視点から助言するというスキルは、様々な業界を経験したコンサルならではのスキルです。また、高い調査・分析能力もコンサルならではのスキルでしょう。最近ビッグデータが流行語になっていますが、こうした解析業務もコンサルの腕の見せ所でしょう。さらに、グローバル展開を行う上で語学は必要ですし、ビジネス慣習や法制度など現地の理解も必須です。グローバル化が進む中、こうした面でもコンサルは価値を発揮することができます。

また、ファームごとに様々な付加価値を持っています。例えば、会計系コンサルはめまぐるしく制度や技術が変化しかつ複雑な会計業務に対して強みを持っていますし、IT系コンサルなら新システムの導入など変化が激しいIT技術への専門性を活かしたコンサルティングを行うことができます。

 

以上まとめると、客観的にコンサル業界は将来性があると考えられ、それは実践的な技法の提供や顧客企業の業務サポートにまだまだ余地があるといった理由が考えられるでしょう。コンサル業界の未来については、以下の『コンサル業界の未来はどうなるの?』でより深い考察もしているので、参考にしてみてください。

https://factlogic.jp/questions/future-of-consulting-industry/

(参考文献)

http://www.economist.com/news/business/21577376-world-grows-more-confusing-demand-clever-consultants-booming-brainy

https://www.tdb.co.jp/lineup/publish/tdbrep.html (経営コンサルでサイト内検索)

※本ページに記載している情報はFactLogicが独自にリサーチ、または各種メディアから収集したものであり、企業が公表している情報ではない場合があります。

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