文系院卒の新卒社員が、
データ分析専門部隊で社会人のキャリアをスタートした理由とは?
社員インタビュー
有限責任監査法人トーマツ
Deloitte Analytics
vol.02
明石 裕太郎
Yutaro Akashi
有限責任監査法人トーマツ
Deloitte Analytics
スタッフ
監査・内部監査の領域において、アナリティクス導入のアドバイザリー業務に従事。製造業を中心に、小売業、商社等多様なクライアントを経験。監査における分析ソリューションの企画・開発も行っている。
グローバルファームの少数精鋭部隊の中で、
1年目から専門性を磨ける環境に惚れ入社を即決
Q
就職活動時は何を考え、
どんな企業をみていましたか?
私は文系の大学院に所属していたのですが、データ分析を活用した研究をしていました。 その活動の中でデータ分析の面白さに取り憑かれ、「これが仕事になればなんて楽しいことか」、また、「若いうちに幅広いデータ分析に携わり、専門性を身に着け、自分の得意分野を確立したい」という思いから、データ分析業務がある企業への就職を志望するようになりました。
デロイトアナリティクスの魅力は大きく2つあると思います。1つ目は、新卒入社1年目から、必ずデータ分析コンサルタントとしてデータ分析業務を通じた企業・社会への貢献を行える点、2つ目は、グローバルに事業展開する大手企業の役員・部長クラスと、データ分析のプロフェッショナルとして20代のうちから一緒に仕事ができる点です。当部門に新卒入社する人たちは、この2点に興味をもって入社することが多いです。
Q
入社を決めるまでに
悩んだことはありましたか?
特にありません。(笑)
監査法人トーマツの中でも部門別採用をしていて、1年目からデータ分析業務に必ず携われる、上場企業の3分の1がクライアントである会社に入社すれば、幅広いデータ分析に携わり、さらに、日本を代表するクライアントの案件に関わることができる、という私の希望を100%満たしていたため、第一志望だったからです。
強いて言うのであれば、50年続く監査法人トーマツの中でも当時できて2年目の部門だったため、今後どうなっていくのか?どのように発展していくのか?ということはしっかりと考えました。
そのことを会社説明会で社員の方と話している際に、“グローバルで20万人以上を抱える大企業にいながらにして、設立間もないチームがギュッと成長していく、いわばベンチャーのようなフェーズに関われるなんて一度で二度おいしいではないか!”と気づいたため、特段不安や迷いはなかったです。
会計、税務、データ分析。専門家の隣に座り、
質問しながら成長できる最高の環境
Q
入社してから大変だったこと、
苦労されたことはありますか?
私は今メインとして会計監査に関わるデータ分析を行っていますが、入社直後は本当に苦難の連続でした。「こんなにたくさんできないことばかりで大丈夫かな」と思う日もありましたね。(笑)
しかし、デロイトトーマツグループにある当部門では今までの幅広い知見を基にした、研修がしっかりと用意されています。
意欲さえあれば、入所前のデータ分析知識のレベルは問題になりません。
私が当部門の魅力と感じている部分として、社内にいる各分野の専門家に直接質問をして、すぐに自分の知識に変えていける点にあると思っています。つい先日も、とある案件のデータ分析手法についてわからない点があったのですが、研究開発グループに所属する、物理学の博士号を持っているメンバーに聞きに行き、ほんの数分で疑問が解消するといった出来事がありました。
これはデロイトアナリティクスの特徴というか、社風だと思うのですが、本当に教えることや自分が知っていることを話すことが好きなメンバーが多いです。会計士、税理士、研究開発チームの方も1を聞くと10かえってくるようなイメージですね。(笑)雰囲気はとてもフラットですし、フリーアドレス(注:特定のデスクスペースを持たず、日々座席を自由に選べる制度)を採用しているため、会計やデータ分析の専門家とすぐ隣で仕事ができます。
クライアントは多岐にわたりますし、解決すべき課題もさまざまなのですが、日々異なる課題に、多様な専門知識をもつ人々と切磋琢磨しながら取り組めることは大変な魅力です。外部の人であればお金を支払ってでも質問したいような知識や資格を持っている方に囲まれて仕事ができます。こんな環境は、他の企業ではなかなか実現しないのではないか、と思います。
データ分析に関する知識や技術に触れたい、とにかく成長したい、という学習意欲がある方には最高の環境ではないでしょうか。
監査法人が基盤だからこそ手に入る
情報を活用したコンサルティングこそが真骨頂
Q
専門家がたくさんいる、ということに加えて、
貴部門ならではの仕事の面白さはありますか?
主に2つあると思っていて、1つ目が監査を基軸にしているから手に入る情報があること、2つ目がグローバル企業だから手に入る情報があることです。
まず1つ目ですが、デロイトアナリティクスは監査法人トーマツを基盤としているため、日本中の大企業から外部には公開できないような監査用の機密情報や報告会用資料を提供いただくことができます。そのようなさまざまな情報と、当社がもつデータ分析ノウハウを合わせることで、クライアントが認識されていない本質的な課題を見抜き、解決に向けた提案をすることが可能となります。
2つ目は、世界中の大企業と仕事ができ、かつグローバル拠点からの最新ノウハウも手に入ることも大変な魅力です。私も入所してから驚いたのですが、デロイト トーマツ グループと関わりがない大企業はほとんどありません。気になる企業の名前を上げればほぼ確実にどこかのグループが接点を持っているため、比較的簡単に企業とつながることができます。もちろん、デロイトアナリティクスというデータ分析に特化した部門があるらしい、という情報を新聞で見つけた企業様から新規の問い合わせをいただくこともありますが、ほとんどのお取引は社内の別グループや別部門からの紹介により発生します。これは良し悪しがあるかもしれませんが、新規営業や顧客獲得に悩むことなく、グローバルで活動する企業が持つデータをいかに経営に活かしていくか、という課題に向き合えることも当社の魅力であり、研究開発にも力を入れられる下地となっています。
また、グローバルの拠点からの情報も活用しています。たとえば、最近デロイトフランスで開発された新しいアルゴリズムを用いたツールを日本に輸入し、活用している事例などがあり、世界のトレンドを踏まえながら仕事ができる環境はとてもエキサイティングですね。
ゼネラリストではなく専門家を1年目から目指す
プロフェッショナリズムの魅力
Q
最近では事業会社やコンサルティングファームの中にも
データアナリスト職が増えていますが、
それらの企業と貴社の違いはどんなところでしょうか?
私も新卒として当社に入所しているので知人から聞いた話やメディアなどの情報との比較になってしまいますが、デロイトアナリティクスでは、データ分析に関する専門性が身に着けられることが、他のコンサルティングファームとの大きな違いです。
通常のコンサルティングファームですと、何か1つの専門性を身につけるというよりも、あらゆる課題に対応できるようなゼネラリストを中長期で育成するようなイメージですよね。当部門の場合はデータ分析に特化しているため、とにかくこの分野で専門性を身につけることが第一のミッション。デロイトアナリティクスでデータ分析を極め、専門性を明確に持った人材に成長した先には、監査を通じてグローバルでも通用する強い日本企業を支える一役を担えるよう、この道を邁進しています。
また、事業会社のデータ分析の部署ですと、自社事業のデータ分析に終止しがちかと思いますが、当社であればさまざまな業界の、さまざまな種類のデータ分析に携われるのが大きな違いです。多業種多業界をまたいで仕事をしてみたいと思っている方は、当部門のような職場を選ぶとよいのではないでしょうか。
今やってみたい!を大切にした
企業選びが大切
Q
最後に、
就活生に向けたメッセージをお願いします。
後輩から「やりたいことがわからなくて・・・」「何に一生をかけたらいいかわからなくて・・・」という相談をよく受けますが、皆さん難しく考えすぎです。(笑)
今、自分が何をやりたいのかという「今」というところがとても大切です。
「今この瞬間に自分が知っているもののベストを選択し、それを正解にしていくんだ!」というくらいの意気込みで就職先を選べば、結果的に入社してからも実力がついて、良いキャリアパスを開いていけるのではないかと、思っています。
有限責任監査法人トーマツ Deloitte Analytics
他インタビュー
デロイトトーマツグループが誇るデータ分析の専門集団。中核メンバーが語る、デロイトアナリティクスの魅力と独自性とは?
桑原 里枝
有限責任監査法人トーマツ Deloitte Analytics
シニアスタッフ