戦略からIT構築、業務の現場まで幅広いコンサルティング案件に携われる
バーチャレクス・コンサルティングの魅力とは

社員インタビュー
バーチャレクス・コンサルティング株式会社
vol.02

        

金井 昴

Subaru Kanai

バーチャレクス・コンサルティング株式会社
コンサルタント

横浜国立大学教育人間科学部人間文化課程を卒業し、2017年4月に新卒入社。学生時代はオーストラリアの大学へ1年間の留学経験があり、就職活動で訪れたボストンキャリアフォーラムで、バーチャレクス・コンサルティングと出会う。

社員インタビューvol.01
社員インタビューvol.02

入社1年目の金井昴氏は、現場配属後の最初の仕事でIT導入を経験。2つ目の案件では、戦略系のプロジェクトにアサインされ、大手コンサルでは得られない、経験量の大きさと幅広さを実感する。ビジネスパーソンとしての成長を加速させ、2年目には早くもコンサルティングの戦略立案から実行フェーズまでを担う。また、コンサルティング以外にも、自らプログラミングへの理解を深めたり、得意とする語学を活かした仕事に携わったりと、活躍のフィールドを拡げ、新入社員の育成にも携わる。

いち早く成長できる環境を求めて、自ら選んだ最適な環境

Q 就職活動の際は、どんな観点で就職先を探していましたか。

まず、他の人たちよりも早く成長できること。あとは、いろいろな人たちと関わって、自分が中心になって人を動かしていくような仕事がしたいと考えていました。また、ゆくゆくは海外と関わる機会があれば、とも。

私は大学4年次に1年間、オーストラリアの大学に留学していました。他の大学4年生と同じように日本で就職活動もしていて、その時は、商社や海運など、まさにグローバルで働けるような業界を中心にみていました。ある会社から内定をいただき、内定式にも出たのですが、最終的に納得感がなく辞退したんです。

バーチャレクス・コンサルティング(以下、バーチャレクス)には、ボストンキャリアフォーラムで出会いました。他のコンサルティング会社からも内定をいただき、「1年目からマレーシアで働かないか」と言われて、迷いはありました。でも考えた末に、「既にある海外拠点に自分が行く」よりも「自分で海外に拠点をつくる」ことをしたいと思ったんです。

その点、バーチャレクスはまさにこれから海外に展開していこうというフェーズにありましたし、コンサルタントとしての成長を考えた時に、大きな会社でプロジェクトの一部に携わるというよりは、バーチャレクスの規模感でプロジェクトの全体に関わり、未開拓な領域のプロジェクトにも挑戦して自分自身を成長させたいと思い、最終的にこの会社に決めました。

バーチャレクスは、1年程前から海外支社展開をはじめています。その他にも米国で出版された「カスタマーサクセス」の書籍を日本で販売するにあたり、日本語版の監修にも携わらせていただきました。まさに、自分の求めていた環境であったと感じています。

1年目からプロジェクトに徹頭徹尾携われる実践的な環境

Q 入社後はどんな仕事を担当されていますか?

入社後3ヶ月は研修があります。私の時は、コンサルタントとして必要なスキルやナレッジ習得を目的にした講義やワークショップ、プログラミング言語の学習とシステム開発実習を行いました。その後、海外の大学での研修にも参加しました。

配属後最初にアサインされた案件は、航空機へ動力を供給する会社がクライアントでした。その会社は、さまざまな動力供給に関する膨大なデータを持っていて、それを複数のファイルで管理していたんですね。そうすると、使い勝手が悪かったり、分析や課題発見をしにくかったりと、せっかくデータを蓄積しているのに有効活用できないという悩みを抱えていました。そこで、データベースを統合し、BIツール(※1)を導入しました。そうしてデータ活用の目的を明確化し、航空機の動力需用量とタイミングをリアルタイムで予測することで、最適な動力提供を行うことができるようになりました。

そのプロジェクトは、私が所属するコンサルティング部門だけではなく、当社のエンジニアが所属するIT部門のメンバーもアサインされていて、協業体制で行うものでした。システム開発はエンジニアが担当し、クライアントと話をして業務プロセス上の問題点を見つけ、課題を整理して解決策を提示し、実現に向けて交渉する部分をコンサルタントが担当しました。

バーチャレクスの場合、いずれのプロジェクトも、コンサルティング部門からアサインされる主たるプロジェクトメンバーは2~3名程度なので私のような若手と、プロジェクト自体をまとめていくマネジャークラス、基本的にはその2名の二人三脚でプロジェクトを進めていく形が多いです。そのため必然的に一人が担当する仕事量は多くなりますが、その分、若手でも一生懸命頑張れば早く成長できる機会があるのです。

Q 新卒入社後初めての案件で、しかもメンバーが2人だけだと大変ではなかったですか?

私がアサインされた時点ですでに動き出していたプロジェクトだったので、それまでの経過をキャッチアップする必要がありました。またそれ以上に、新しい知識を学んでいかないといけない部分も多く、もちろん大変さはありました。ただIT領域寄りの案件だったため、新人研修でエンジニアと全く同じ内容を学んでいたこともあり、それを早速活かす機会に恵まれたことで、最終的には自信に繋がりました。

そのプロジェクトは2カ月ほどで終了し、次にアサインされたのは戦略系案件でした。領域が多岐にわたる様々なプロジェクトを任せて頂けるとは聞いていましたが、1年目から戦略案件に携われるとは思っていなかったので、気が引き締まる思いでしたね。

その案件の内容はIoTやAIといった最新のテクノロジーを使った新規事業をつくりたいと考えているメーカーがクライアントで、当社は外部協力者として新規事業の方向性検討を支援するプロジェクトです。

約1カ月という短期間で、クライアントの現状のビジネスモデル・強み・課題を把握する必要があり、企業内部のヒアリングを実施するだけでなく、外部調査を用いて、世間一般のIoT・AI市場がどうなっているのかを、100ページほどの報告書にまとめあげて、新規事業プランに対する提言までを実施。クライアントへの最終報告は、経営層の方たちを相手にプレゼンをするのでマネジャークラスの人間が話をするのが通例なのですが、私が担当した箇所は1年目でも自分でプレゼンを行いました。

現在のクライアントは、モノ売りからコト売りへの事業変革を目指している製造メーカーです。新規IoTビジネスの成熟に向けた戦略実行計画の策定及び実行支援のプロジェクトに携わっています。戦略を描いて終わりではなく、実際にその戦略をひとつ一つ実行するところまで支援していると、次の新たな課題も見えてきますし、最終的にお客様の行動が変わり、売上が上がって成果が見えると、自分たちのやってきたことが価値として目に見えるので、やりがいを感じますね。新卒1年目の後輩もプロジェクトに入り始めているので、彼らを自分が指導する立場になり、より大きな役割を任せて頂いています。

大手ファームの場合、案件によってはプロジェクトメンバーが数十〜数百名といった規模になることも多く、また1つのプロジェクトの期間も数カ月にわたるものがあるとも聞いています。

その点、当社のような規模のファームですとプロジェクトメンバーは少人数で、比較的短期間で多様なプロジェクトを次々に経験できます。もちろん、短いスパンで新しいことを学んでいく大変さはありますが、個人の裁量は大きく、幅広い案件を経験できるからこそ、より早く成長できる環境だと思います。

経験できる領域、業界、案件の「幅広さ」「多彩さ」が成長を加速させてくれる

Q もともと戦略系のコンサルがやりたいとか、IT系がいいとか、志向はあったのですか。

大学は文系専攻だったので、IT系にはそれほど興味がありませんでした。戦略系も、経験してみたいという思いはありましたが、幅広く経験を積みたいという気持ちが大きかったので、特定の領域だけに強いこだわりがあったわけではありません。IT系に興味が湧き始めたのは、新卒研修でエンジニアと同じようにプログラミングを学んだ後からです。研修ではその考え方の面白さを知ることができましたし、プロジェクトでは学んだことをすぐに活かす機会も得られました。

私と同期でコンサルティング部門に配属された二人は現在、RPAのチームにいます。一人は研修後すぐにRPAを触り始めて、おそらく社内で一番RPAの知識があるのではないかというくらいやり込んでいます。

もう一人も入社するまではエンジニア未経験でしたが、研修をきっかけに開発にのめり込んでいきました。自分でRPAと他のツールを組み合わせて、新たな自社のソリューションを作れないかと考え始めて、いまでは作ったものを展示会に出して自分で売り込みをしてみたり、ワークショップを開催したりしています。さらにそこからリードを獲得して、お客様の課題がどこにあるのかを探り、開発だけではなく、受注に至るまでの仕組み作りや、実際のコンサルティングまで、自ら企画して取り組んでいます。

本来コンサルタントの仕事はプログラミングをしてシステムを開発することが主ではありませんが、技術をテキストベースで理解しているだけではなく、実際に新しいものが出てきたときに、エンジニアではなくてもその技術を用いて自分で手を動かして何かをつくれるスキルがあるということは強みになると感じています。

そのうえで、コンサルタントになってあらためて思うのは、どれだけ良いストラテジーを描いても、どれだけ優れたシステムを開発しても、実行するのは現場だということです。そのため、時にはテクノロジーを活用した課題解決の依頼を頂いたとしても、お客様の課題を本当に解決する最適なソリューションは何かを熟考した結果、当初の依頼にはなかった実行支援までを伴走することもあります。実際にそうしたお客様への価値貢献の姿勢から、また別の案件をご相談いただき、継続的なお取引になることも少なくありません。

当社の特徴として社内にはエンジニアやBPOの部門も備わっているので、エンジニアと同じプロジェクトに入ってPMの役割を担ったり、業務の効率化や高度化に関するコンサルティング案件に携わったりすることもあります。

そういう点で、戦略だけでも、開発だけでもなく、現場により近い業務改善のプロジェクトなども含めた、実行フェーズまでを担うことができるバーチャレクスの環境で仕事をすることは、コンサルタントとしての成長はもちろん、お客様への価値提供の幅も広げてくれると感じています。また、その環境を最大限活かすために、1年目から自分が携わっているプロジェクト以外にもアンテナを張り、とにかく自分が携われる領域を広げていこうと取り組んできました。

よく部長の森田が「三足の草鞋を履く」という話をするのですが、これは「クライアントに対する価値提供」「会社に対する貢献」「新しいビジネス創出」という三つを表しています。部署にもこの価値観が浸透していますし、私自身もそれを強く意識しながら、これからも仕事をしていきたいと思います。

※ BIツール:BIは、Business Intelligenceの略。BIツールは、会計システム、販売管理システムなどに日々の蓄積される膨大なデータを分析・加工し、見える化するシステム
※ BPO:BPOは、Business Process Outsourcingの略。企業の業務やビジネスプロセスを外部の専門企業に委託すること。