グローバルアセットが武器の急成長戦略コンサルティングチームは、
なぜ新卒コンサルタントに期待し、投資するのか

        


EY パルテノン

採用情報

グローバルに6,500⼈以上のプロフェッショナルを擁する戦略コンサルティングチーム。米国、欧州、アジアなど35拠点で戦略コンサルティングを提供。多様な戦略機能とセクターにかかわる知見がEYパルテノンに集約されており、詳細な市場・競合分析、顧客調査などから得たデータやインサイトをもとに実行可能な成長戦略の策定を支援している。

スピーカー

EYパルテノン

高松 越百

たかまつ こすも

EYパルテノン

パートナー

東京大学工学部、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院卒業。戦略コンサルタントとして、主にBooz Allen Hamiltonにて25年以上の経験を有する。加えて、ファーストリテイリングのCIO、サイエントジャパンの副社長を務める。EYパルテノン参画前は、Alix Partners東京オフィスのManaging Directorを務めていた。2017年、EYパルテノンに創立メンバーとして参画。(写真 右)

小林 暢子

こばやし のぶこ

EYパルテノン

EY Asia-Pacific ストラテジー エグゼキューション リーダー

東京大学大学院修了後、A.T.カーニーに入社。ハーバード大学ビジネススクールにてMBA取得後、大手総合商社米国支社で事業投資を担当。帰国後、米系投資ファンドを経てA.T.カーニーに再入社し、東京オフィス初の女性パートナーに就任。2018年、EYパルテノンに参画。

※今回はコメントにて出演

服部 旭大

はっとり あきひろ

EYパルテノン

ビジネスアナリスト

東京大学 大学院修了、2019年4月入社。
(写真 左)

田原 千瑞

たわら ちず

EYパルテノン

ビジネスアナリスト

東京大学 教養学部卒、2020年4月入社。
(写真 中央右)

郎 海晴

ろう かいせい

EYパルテノン

ビジネスアナリスト

一橋大学 商学部卒、2020年10月入社
(写真 中央左)

コラボレイティブな組織文化が実現する、上質なインターンと採用選考プロセス

──新卒で入社された皆さんが、貴社の選考や、参加したジョブで印象に残っていることについて教えてください。

田原 私がEYに出会ったのは、“EY Corporate Finance Women of the Year(CFWY)”という女子学生対象の採用イベントがきっかけです。このイベントでは、まず日本を含む世界各国でワークショップが開催され、そこでの入賞者がグローバル・ファイナルに集い、実際にEYのクライアントの課題解決に取り組むことができます。すべて英語で行われる女子学生向けの採用イベントは珍しく、何よりとても優秀な女性メンバーと出会えたのが印象的でした。

田原 千瑞氏

その後参加した別のジョブでも、充実したプログラムに驚かされました。東証一部上場会社の経営顧問をされている外部講師の方がファシリテーターとして登壇され、実際のコンサルティングプロジェクトを元にしたリアルなお題に取り組みました。現場の社員の方にも「どの視点で提案すれば意思決定者に響くのか」といった実務に近い点まで細かくみていただき、他ファームのジョブと比べてもフィードバックの質が高く、学びが多かったです。

 選考の中で特に印象に残っているのは、内定後に入社するか否かの相談をした時のことです。「多様性に富んだ環境」と「クロスボーダーの案件に携われること」を就活の軸としていた私は、日本以外のEYで行われている案件やアサインの状況を聞くため、海外オフィスのメンバーとの面談も希望しました。断られることやセッティングに時間が掛かることも想定していましたが、相談した次の週には中国オフィスのパートナーやマネージャーと面談することができ、EYパルテノンの海外との連携の強さと、人への想いのようなものを感じましたね。

郎 海晴氏

──ストラテジーファーム各社はそれぞれ特徴的なインターンシップや選考を実施していますが、貴社は特に力を入れて、学生に貴重な機会を提供しているように思います。

高松 当社には、全世界のEYメンバーファーム全体で“ONE EY”としてサービスを提供しようという考え方があり、コラボレイティブな文化が根付いています。それがグローバル企業としてのチーミング※1、延いては人や組織への重視に繋がっており、インターンや採用にも現れています。

当社では前CEOのマーク・ワインバーガーが、連携を強化していきました。「EYはグローバル企業であるからこそ、コラボレーションやチーミングを一番の価値にする」という考えの下、これまで非常に強固なカルチャーを作り上げたのです。

高松 越百氏

EYパルテノンでは、入社前から人と組織を大事にするカルチャーを体現していただきたく、外部の講師をお招きして学生の皆さんに、コンサルタント業務のいろはを共有する機会やチームでいかにクライアントに最大限且つ長期的な価値を提供できるのかを真剣に考えていただく機会を提供しています。また、入社後も各種グローバル研修を用意しており、コロナ前は新卒の方はEYパルテノンの本拠地でもあるボストンで、世界中のEYパルテノンの同期と共に新卒研修を受講いただいていました。私も長年戦略コンサルティングファームにいますが、人への投資は非常に大きいと思っています。

服部 思えば私が入社前に参加したフロリダでの研修でも、チーミングにかなり重きが置かれていましたね。当時のCEOのマーク・ワインバーガーも登壇し、全世界のEYパルテノンの新卒が集まる大規模な研修でしたが、業務上のスキルアップ図るワークだけでなく、人間ピラミッドをつくるチャレンジや、パズルゲームといったチームビルディングにも時間を掛けて取り組みました。いかにチームで事を成すかを研修で実践的に学べたことは今でも役立っていますし、今後仕事でも関わる可能性のある、海外のメンバーとの繋がりもできました。

※1 チーミング:変化に柔軟に対応できる組織を目指し、フラットな組織で、部門、業種、職位を超えてチームをつくり、効果的な協働を生み出すこと。

服部 旭大氏

戦略コンサルティングチームとしてのEYパルテノンの独自性

──コラボレイティブかつグローバルなカルチャーが、EYを形成する土台の一つであるように感じました。そのような強みがあるとは言え、最近は多くの総合系コンサルティングファームが戦略領域に参入しており、競合も増えていると思います。EYパルテノンはどのように他社との差別化を図っているのでしょうか。

高松 その説明をするために、まずはEYパルテノンの成り立ちをお話させてください。EYの源流である会計事務所は、クライアント企業の財務状況を調査し、その経営が健全であることを証明する、いわゆる監査業務を主としています。したがって、会計事務所には財務や金融に関する知見が集まっており、彼らは企業の経営状態を見極めるプロでもあります。

その知見を基にして企業全体の課題解決まで担うようになったのが、BIG4と呼ばれるプロフェッショナルファームの始まりです。BIG4には「監査法人」「税務」「コンサルティング」「トランザクション」という大きく分けて4つのサービスラインができました。

その後、戦略ビジネスを強化するために、各ファームでは戦略ファームを買収していきました。この買収時、他社は「コンサルティング」部門にストラテジー部隊を合流させましたが、EYはM&Aや事業再生等を担っていたトランザクションに戦略ブティックファームであったパルテノンを合流させ、ストラテジー・アンド・トランザクション(以下SaT)としたのです。

私はこれが、EYパルテノンの強みの源泉になったと考えています。SaTは常にCEOアジェンダを追っているビジネスであり、買収先の選択や買収後のインテグレーションまで、すべてCEOやCXOといったハイレベルな人たちとのコンタクトを要します。これは戦略コンサルティングにおいても同様です。

戦略コンサルタントは、CEOやCXOのアジェンダに寄り添って、半歩先を見据えながらクライアントの期待値を常に超えていく必要があります。変化が早く、CEO・CXOアジェンダもダイナミックに変わりゆく時代において彼らとの関係性が大切なので、その関係性を十分に築けている部門に合流させたことが、戦略コンサルティングチームとしてのEYパルテノンの強みの一因となったのではないかと考えています。

──なぜEYは、「コンサルティング」ではなく「SaT」傘下にパルテノンを合流させたのでしょうか?

高松 いくつかの理由がありますが、個人的には、仕事をする上でのカルチャーが一つであると考えます。

戦略コンサルティングは、数年経てばガラリと変わっている可能性の高い、その瞬間のマネジメントアジェンダにタックルしなければなりません。最先端で、解決策が見えていないアジェンダに対して常に思考を巡らせている必要があり、どちらかというと狩猟民族的とも言えるでしょう。

このように、その場その場での迅速かつ適切な判断が必要なマネジメントアジェンダを扱う戦略コンサルティングは、現在非常に重要なCEOアジェンダのひとつであるM&Aを扱う「SaT」の方がカルチャーとして合うというグローバルレベルでの判断があったのだと考えています。

巨大なアセットを活かした提供価値の幅広さが武器となる

──BIG4の中でも、戦略コンサルティングチームとして大きく成長しうる土壌があったのですね。一方で、いわゆるピュアな戦略ファームとはどのように差別化を図っていくのでしょうか。

高松 他の戦略ファームに対しては、サービスラインの多様性においては優位性を持ちうると考えています。純粋な戦略ファームであっても、近頃のコンサルティングではレポートを書いておわりというソリューションはなく、デジタルや事業再生の領域にサービスラインを広げています。我々はこれらの領域に対して確固とした実績・ナレッジが蓄積されており、これらのアセットをうまく活用していけば、クライアントに対しても価値のあるサービスを提供し続けられるのではないかと考えています。

そして “Tip of the Spearhead”と我々は言っていますが、EYパルテノンはEYの「矢羽の最先端」という位置づけです。EY全体としても、EYパルテノンに大きくコミットしていますし、EYグローバル全体の戦略の中でもWorld-classのストラテジービジネスを構築するという目標を明確に掲げています。グローバルからも大きな投資をされていますし、グローバル全体で6500人ほどのメンバーがおり、業界の中でも徐々に影響力・存在感を増しています。

戦略コンサルタントとしての専門性を高める土壌があるだけでなく、グループにあるさまざまなアセットを活かして、世界中の仲間と協業しながら課題解決に携われる醍醐味は、当社ならではのものでしょう。

拡大期のファームにしかない、個の力を伸ばせる環境とは

──戦略チームとして経営層に充分アプローチできる環境とEYが有する豊富なアセットの中で、新卒の皆さんが今後どのような成長を目指しているのかを教えてください。

服部 私は新卒一期生として入社しており、これから会社を伸ばしていくという状況の中で、自分たちで会社の成長を担っていけるような存在になりたいと考えています。そのためにまずは多く業界の経験を積むことを希望していますが、中でも企業戦略案件には非常に興味を持っています。

また長期的にはコンサルタントとしてセクターを意識して成長する必要がありますが、私は理系のバックグラウンドを活かし、アドバンスド・テクノロジーといった分野で一人前になっていきたいです。

田原 私は新卒二期生として入社し、入社後はさまざまなプロジェクトに携わっていますが、現在はEYパルテノンだけではなく、コンサルティング部門の各オフィスのメンバーとの共同のプロジェクトに参画しています。このプロジェクトでは社員同士のコミュニケーションが英語で、早速グローバルな環境で働けていることを実感しています。今後より深く携わっていきたいのは、ビジネスデューデリジェンスやM&A関連のプロジェクトです。視座を高く上げて分析し、物事を考える面白さがあると感じています。

 私もいろいろな分野の案件に携わっており、プロジェクトを経験するごとに自らの成長を感じています。当社では配属とは関係なく、手を上げれば多様な案件にチャレンジすることができるので、今後1年くらいは更に幅を広げていきたいなと考えています。また私は中国出身で、高校までを母国で過ごしました。その後日本の大学に入学し、在学中にはカナダへ1年間の留学も経験しています。複数の国で過ごした経験から、多様性のある環境が自らの成長に繋がるという実感を持っているので、将来的には出張や駐在といったかたちで海外をフィールドに活躍していきたいですね。

──最後に、高松様が新卒入社のメンバーに期待することを教えてください。

高松 現在EYパルテノンには全体で約200名程度のコンサルタントがいますが、数年で250~300名規模に成長させていきたいと考えています。中途採用も実施しますが、新卒入社のメンバーにはEYパルテノンの今後を担うコアな人材となってほしいという思いが強いので、毎年数十名の採用を進めていく予定です。

当社は拡大期だからこそ「上の人がいるから自分にチャンスが回ってこない」というようなガラスの天井がなく、新卒にもオポチュニティが与えられやすい環境です。私自身も、会社を成長させることで、ジュニアの人の成長をもたらしていけることに大きな使命感とやりがいを感じています。

新卒の皆さんには、戦略案件だけではなく、企業・事業再生やPMIなどのアサインメントにも入り、さまざま経験を積んでもらいたいですね。そしてまずはマネージャークラスになって、会社全体の成長をドライブする存在に成長して欲しいと思っています。マネージャーになった新卒が会社を引っ張ってこそ、カルチャーが受け継がれ、一企業としてより良い状態になっていくと信じています。

Strategy Realized(ストラテジーリアライズド)と言っているのですが、企業戦略構築だけではなく、さまざまな業務経験を積むことで現実味のある戦略を作れるようになると思います。自らが主役となってEYパルテノンの成長に関わりたいという熱い想いを持っている方は是非当社にチャレンジして欲しいと思います。


EYの ‘DNA’ともいえるD&Iについて

小林 新卒の皆さんのお話を聞いて、EYパルテノンがもつグローバル且つコラボレイティブなカルチャーを楽しみながら、それぞれがコンサルタントとしてたくましく成長されている姿に感銘を受けました。私もパートナーとして皆さんの成長にコミットし、少しでも力になれればと思っています。最後に、EYの ‘DNA’ともいえるダイバーシティ&インクルーシブネス(以下、D&I)について私からお話を付け加えさせて下さい。

小林 暢子氏

プロフェッショナルファームであるEY は、構成員の1人ひとりが財産です。EYのPurposeである<Building a better working world より良い社会の構築>を目指していくためには、1人ひとりの能力を最大限に引き出し、魅力ある職場づくりを通じて優秀な人材を確保して、高い成果を上げるチームを実現することが必要です。その前提となるのが、D&Iであると思っています。特に、クライアントのニーズが複雑、多様化した結果、既製の答えがない経営課題に日々向き合うコンサルティングファームにとって、D&Iという概念は重要です。

我々の考えるD&Iは、Genderだけでなく、人種、国籍、文化、障がい、LGBT、働き方など様々です。また、EYグローバル全体の会社戦略であるNext WaveにおいてもD&Iが優先順位の一つに掲げられていることからも我々にとってD&Iの本気度を伺えるものと思います。

制度面でも最先端の制度を整えており、女性の幹部職育成を目的とした「スポンサーシッププログラム」や階層別のリーダーシップ研修を用意しています。また、働く場所や時間に捉われない「EYフレリモ」と呼ばれるフレックス&リモート制度もあり、皆さんらしいキャリアを構築することをサポートする制度もあります。

EYパルテノンでの採用においては、個々の違い(ダイバーシティ)を尊重し、それぞれが最適な環境でキャリアを構築できるよう、適材適所を目指しています。実際、私も様々な国籍のメンバーやLGBT+のメンバーとも働いておりますが、日々新しい刺激をもらっています。

多様なバックグラウンドを持ち、可能性に満ちた皆さまと一緒に働けますことを、楽しみにしています。

‘The exceptional EY experience, it’s yours to build’ 皆さんらしいキャリアをEYパルテノンで一緒に作りましょう!