【外コンBARふぁくろじ】コンサル選考対策ワード「ファブレス」を具体事例で分析

 

就活中の東大生・ムツオがサマージョブ後に連れていかれたのは、外資コンサル出身のバーテンダー・リサが店主を務める“外コンBARふぁくろじ”。どこかで会ったことありませんか、そう尋ねるムツオに、彼女は今夜もささやく。「知ってた? 私は『ファブレス』が分からない男なんて、願い下げよ。」

 

第15夜:先端技術開発に特化することで、高い利益率と安定性を誇るグローバルメーカー「ヒロセ電機株式会社」が凄い

 

iPhoneを作るAppleと、Wiiを作る任天堂の共通点って分かる?

今回は分かりますよ! それぞれグローバルメーカーですよね!

ふうん。じゃあ、iPhoneやWiiはどこで生産されてるのかしら?

iPhoneは日本の町工場の部品を採用しつつ、中国のパートナー企業で組立生産しているのをニュースで見ました。Wiiは中国で生産してましたよね。……そうか、どっちも自社工場を持ってないんだ。

でも自社工場を持っていないにもかかわらず、2016年にAppleは135億ドル、任天堂も104億円もの設備投資をしてるわよ。

あれ? Appleや任天堂は、製造を外部委託して利益率を上げてるんじゃないですか?

知ってた? 私は『ファブレス』が分からない男なんて、願い下げよ。

ええっ、そんなあ……僕に教えてください! きっと選考にも役立つと思うんです!

コンサル選考対策ワード

ファブレス

ファブレスとは、工場を持たないメーカーのこと。和製英語のfabrication lessを略してファブレスと呼ばれています。経営資源を設計や開発、マーケティングなどに集中させ、生産を外部に委託することで、利益率が高いビジネスモデルを構築すること目的です。

1980年代、シリコンバレーの半導体企業が、高品質かつ高い生産能力に定評のあった日本企業に製造を発注したのが始まりとされています。


でも、任天堂だって自社の工場を持ってるし、appleだって自社で製造用の装置を作ってるし、ファブレスっていえるんですか?

工場をなくすことがファブレスの目的じゃない。自社の経営資源を強みに集中させて効率化することこそが、ファブレス戦略の目指すところよ。

Appleはデザイン、任天堂は企画力に経営資源を集中して成長してきた。その戦略が結果的に「ファブレス」と呼ばれるようになったんですね。

今日はファブレスの代表企業の中でも「新製品開発」に特化した企業を分析するわよ。

 

ヒロセ電機が優良企業である3つの理由

  1. 新製品の売上比率は約30%と先端技術に特化
  2. 経常利益率は25%を超え、競合を10%以上離す高収益体質
  3. 12カ国に拠点を持ち、海外比率が7割を超えるグローバルメーカー

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【今夜のカクテル】マティーニ
ドライ・ジンとドライ・ベルモットに、オリーブを添えた王道カクテル。名前はよく聞くと思うけど、かなりアルコール度数が高いし、初心者には決して飲みやすい味でもない。でも、いろんなカクテルを飲んでるうちに分かるようになってくる。コンサルも、最初は腰を据えて取り組まないとね。