ここでは、一部のコンサルティングファームが選考の一環として課すテストセンターでの試験の攻略法について、述べていきたいと思います。
練習台を用意する
テストセンターの特徴の1つとして、科目が同じなら、どの企業でも同じレベルの問題が出題されることが挙げられます。そして、コンサルティングファームの選考に確実に通るために、このシステムを利用することが重要になります。つまり、練習台となる企業にエントリーし、そこでのテストを練習として使うことでテスト慣れしておくことができるのです。人によっては本命企業の前に何社もエントリーして、練習してから本命企業のテストに臨む人もいるそうです。テストセンターの試験を選考過程に課している企業の一覧はコチラ。
良い結果を使い回す
テストセンターのもう1つの特徴として、良い成績を一度取ると、その成績を他の企業の選考にも使いまわせることが挙げられます。そのため、先述した練習を積んで一度良い成績をとってしまえば、その結果を使い他の企業の選考も通過することが可能になります。テストセンターは受験箇所が限られるため、いちいち受けに行くのが大変な人もいるでしょうから、労力を省くためにこの使い回しを有効活用することが重要です。
万全のコンデションで受ける
テストセンターの試験は企業ごとの筆記試験と違い、締切までであれば、自分の開いている日時に受けることができるのが特徴です。また、あまり良いこととは言えませんがもし急な体調不良などで受けることができなくなっても自動キャンセルされ、再度次回日程を予約することができるようになります。このように非常に融通の利くシステムとなっているため、テストセンターはできるだけ体調を整え、万全のコンデションで臨むと良いでしょう。
ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)安全神話
先ほど述べたように、良い結果を使い回すことができるのがテストセンターの特徴です。しかし、実際にA社を通過したからといって別のB社の方が通過ラインが高かったら落ちてしまうかもしれない、と思いますよね。そこで、ここでその通過ラインにまつわる噂をご紹介しましょう。テストセンターの通過難易度がもっとも高い企業の1つといわれているのがBCGですが、それ故BCGを通過した結果を使い回せばどこの選考も通過するのではないか、という話です。そしてこれは、ある程度正しい噂ではないか、と私は考えます。実際に私はBCGのサマージョブを通過したテストセンターの結果で他ファーム、日系大手企業を含む10社以上の審査をすべて通過してきました。
いかがだったでしょうか。以上のようなテストセンターの特色をうまく利用すれば、効率よく選考を進めていくことができるはずです。何よりもコンサルティングファームの選考の山場はテストセンターではなく本社でのケース面接やジョブですので、このプロセスで落ちることは避けましょう。
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