【外コンBARふぁくろじ】コンサル選考対策ワード「エンベディッド・バリュー(EV)」を具体事例で分析

 

就活中の東大生・ムツオがサマージョブ後に連れていかれたのは、外資コンサル出身のバーテンダー・リサが店主を務める“外コンBARふぁくろじ”。どこかで会ったことありませんか、そう尋ねるムツオに、彼女は今夜もささやく。「知ってた? 私は『エンベディッド・バリュー(EV)』が分からない男なんて、願い下げよ。」

 

第16夜:NHKの朝の連ドラで今世紀最高の視聴率。新規事業で蘇った「大同生命保険株式会社」が凄い

 

私がコンサルタントだった頃は、保険会社の再編とM&A案件が溢れてたのよね。

最近だと、第一生命が米プラテクティブ生命を5800億円で完全子会社化したり、明治安田生命が米スタンコープ・ファイナンシャル・グループを6200億円で買収したりしてます。

今でこそソニーや楽天なんかの異業昔参入組も力を伸ばしてるけど、昔はもっと早く国内の生命保険会社は淘汰されていくと思われていたの。

思われてた、ってことは、生き残った会社もあるってことですか?

よく分かってるじゃない。最近だんだん私の話の展開に飽きてきた?

保険会社のM&Aケースだって余裕ですよ!

ふうん。じゃあ、保険会社の財務諸表には、「売上高」も「営業利益」も書いてない、って言ったらどうする?

え! そんなのでバリュエーションなんてできない……

詰めが甘いわね!

 

大同生命が優良企業である3つの理由

  1. 保険をただの保障から、「経営戦略・事業継承」の施策へと再定義
  2. 強い領域の深耕と周辺領域開拓を組み合わせ、契約高は過去最高額に
  3. “パワースーツ”の保険や認知症予防アプリつき保険など、テクノロジーとのコラボ

とりあえず1社取り上げて、その分析を進めながら保険会社のバリュエーションを見ていきましょ。

実際のコンサルタントもこんな感じなのかな……

いきなり門外漢の分野にアサインされたとしても、3日でその道の専門家になるのがコンサルの腕の見せどころね。

 

保険をただの保障から、「経営戦略・事業継承」の施策へと再定義

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【今夜のカクテル】ウィッチ・ウェイ
ブランデー、アニゼット、ペルノを1:1:1でシェイクするカクテル。かなり薬草系の香りが強くて、変わった味ね。もし大同生命が法人向け保険じゃなくて、大手保険会社と同じ個人向けマーケットで挑もうとしていたら、きっと買収されていたんだと思うわ。運命の選択、ウィッチ・ウェイ。