このページでは、ZSアソシエイツの面接について紹介します。
ZSアソシエイツの選考では、内定までに計4回、面接を通過しなければなりません。
電話面接
形式
電話面接
学生:面接官の数、面接官の年代
1:1。電話だったので不明ですが日本人です。
所要時間
10分
使用言語
英語
詳細
Webテストを通過すると、電話面接を行うことになります。通過の連絡と同時に。ファーム側から「電話面接をしたいので、電話しても良い都合がつく時間を教えて欲しい」と言われます。そして、その時間になると電話がかかってきて面接がスタートします。ここでは、最低限の英会話力が試されているということができ、志望動機や今までの経験など一般的なことを英語で聞かれ、こちらも英語で答えます。聞き取れなかったりしても
“I beg your pardon.”などと聞けばもう一度質問を言ってくれるので、落ち着いて対応しましょう。
質問例
「志望動機は?」
「学生時代に頑張ったことは?」
一次面接-1
形式
ケース面接
学生:面接官の数、面接官の年代
1:1。20代後半の日本人の方。
所要時間
30分
使用言語
英語もしくは日本語(英語が望ましい)
詳細
一次面接-1は、与えられるケース問題を解く面接です。資料を渡され、その中にいくつかある問題を順に解いていくという形式です。設問自体は単純な加減乗除が中心ですが、問題文や表が英語で書かれていること、限られた時間でできるだけ多くの問題を解く必要があることに注意しなければなりません。医療・薬品業界に特化したコンサルティングファームだけに、問題もその分野から出題されます。さながら入社後の業務を体験しているようでした。面接官の方は優しく、英語の意味や解き方がわからなかったりすると適宜アドバイスはいただけます。しかし、自分の力で正解を導き出せたほうが評価が高いことは言うまでもありません。
設問例(すべて英語)
●1ページ目
過去5年間のアレルギーテストの回数と、市場規模の動向
1)翌年の市場規模を求めよ 2)クライアントの翌年のアレルギーテストの回数を求めよ
●2ページ目
クライアントが消費者にアンケートを行った結果、どの価格だったら何%の人が買いたいと思うかのデータ
1)価格が~$の場合の翌年の利益を求めよ
2)新製品はどの価格がベストか
●3ページ目
クライアントが行うさまざまな活動(営業、カンファレンス、広告掲載など)と、そのコスト
1)それぞれの活動のpros & consを答えよ
2)新製品の効能に懐疑的な医者が多くいる場合、どの活動がもっとも効果的か
一次面接-2
形式
一般面接
学生:面接官の数、面接官の年代
1:1。30代の方。外国人
所要時間
30分
使用言語
英語
詳細
一次面接を通過すると同じ部屋で二次面接が行われます。英語での一般面接であり、前の面接に比べるとZSの独自色は出ていませんでしたが、やはり理数系の外資コンサルティングファームであるので、面接自体の難易度は高いといえます。面接官の方はあまり表情が変わらなかったので、少し堅い印象を受けました。
設問例
「志望動機は?」
「学生時代に取り組んだことは?」
「あなたは仕事中にミスをしました。直後にすべき行動は何ですか。」
「あなたの弱みは?」
「数字に強い?」
二次面接-1
形式
ケース面接
学生:面接官の数、面接官の年代
1:1。20代後半の日本人の方。
所要時間
30分
使用言語
英語もしくは日本語(英語が望ましい)
詳細
二次面接-1は、与えられるケース問題を解く面接です。一次面接-1と似たような形式で、渡された資料の中にある問題を解いていきます。設問は、製薬会社のマーケティング方法や営業の配置についてであり、一次面接よりやや数理的な問題が多かったと思われます。問題数は多めに設定されており、全問を解答できる必要はありません。
設問例
「新しい薬を出す中で、各地域で営業を1人増やすのにかかる費用と、営業によって得られる利益を概算せよ。」
「どのセグメントに対して投資するのがもっとも費用対効果が高いか。」
二次面接-2
形式
一般面接
学生:面接官の数、面接官の年代
1:1。40代の日本人の方。
所要時間
30分
使用言語
日本語(一部英語)
詳細
一般面接を行います。スタンダードな一般面接であり、あまり特別に対策する必要はありませんでした。何を質問するか、面接官の方にかなり自由裁量として任せられているようで、比較的和やかな雰囲気で面接は進みました。ただ一つ一つの回答に対し面接官が気になった場合は深掘り質問がありました。
質問例
「志望動機は?」
「チームで何か成し遂げた経験は?」
「困難に直面した経験は?」
「上記質問の深堀り(「その時なぜそうしたの?)など)」
「逆質問はありますか?」
二次面接-3
形式
一般面接+ケース面接
学生:面接官の数、面接官の年代
1:1。40歳くらいの外国人の方。
所要時間
30分
使用言語
英語
詳細
この面接では、一般面接とケース面接の両方が行われます。まず一般面接として、1つの質問を聞かれます。その後はその質問に関連した深掘りをひたすらなされました。時間にして約10分ほどです。英語での深掘り質問は、慣れていない学生には少々難しいと思われます。その後は、自分の興味関心を聞かれ、それに関連したケース面接が行われます。ケース面接はそこまで深い考察を求められるものではありませんでしたが、費用などの計算能力を求められる質問があったことに注意が必要です。
質問例
「今までにあなたが能動的に取り組んだプロジェクトを教えてください」
「その進行はどのようなチームで行いましたか」
「あなたの役割は?」
「なぜその活動をしようと思ったの?動機は?」
「あなたの趣味を教えてください」
「その趣味を事業化するとしたらどのような点に注意しますか?」
二次面接-4
形式
逆質問・事業説明・雑談
学生:面接官の数、面接官の年代
1:1。30代の日本人の方。
所要時間
約30分
使用言語
日本語
詳細
最後に、選考とは関係ない30分ほどの時間が設けられ、選考の感想や何か質問がないかなどを聞かれます。また、同時にZSアソシエイツがどのようなシステムを使いどのような業務を行うのか、という点について説明がなされます。
対策方法
具体的な対策方法については、個人面接対策記事をご覧ください。また、面接官とのコミュニケーションにおいては、非言語的なスキルや、自分でも気づいていないような癖やマナー違反などを意識する必要があります。頭の中で練習するのではなく、なるべく実践に近い形で練習を重ねることが望ましいです。セミナーをやっている就活支援企業のケース面接無料講座・演習を用いる人が多いので、こちらも推奨しておきます。