【保存版】コンサル志望者のための13の面接質問例と対策まとめ

【保存版】コンサル志望者のための13の面接質問例と対策まとめ

このページでは、複数のファームから内定を獲得した元就活生監修のもと、コンサルティングファームにおける一般面接の対策をお伝えします。

面接の合否を分けるのは事前の対策です。コンサル就活でもそれは同じであり、頻出の質問を知っておくことで合格率はアップします。ここでは、頻出の13個の質問内容と、その質問を通して見られている点を解説します。

具体的な企業ごとの選考フローが知りたい方はこちら>コンサルティングファーム選考対策記事まとめ

目次

1.自己紹介をしてください。
2.なぜコンサルを志望するのか?
3.なぜうちのファームを選んだのか?
4.うちのファームと他のファームとの違いは?
5.学生時代頑張ったこと
6.困難を乗り越えた経験
7.チームで何か成し遂げた経験は?
8.誰にも負けないと思う点は何か
9.大学/大学院での研究テーマは?
10.あなたは頭がいいですか?
11.キャリア目標は?
12.この仕事はきついけど本当にやってける?大丈夫?
13.英語できる?

常に気をつけるべき3大必須ポイント

簡潔に話す

はじめに、面接官の質問に対するあなたの答えを簡潔に話すことが非常に重要です。学生は、自分のことをしっかりと理解してもらいたかったり、伝えたい事を伝えきれないことを恐れて、話が長くなりがちです。しかし、簡潔に聞かれたことにだけ答え、「面接官が興味を持ったら深掘りしてくるから待とう」くらいの気持ちで臨むのが良いでしょう。

  • 結論ファースト
  • 足りないかなと思うくらい話を短めに
  • 問いに正面から答える

の3点を意識してください。

ゆっくり話す

面接中は緊張もあり早口になりがちです。ゆっくりすぎるのではないか、と思うくらいゆっくりと話すと良いでしょう。早口は落ち着きがない印象を与え、コンサルティングファームでは特に悪い印象につながりがちです。

飾りすぎない

ロジカルシンキングが必要だからこそ、飾りすぎると矛盾が出やすくて一貫性がないような人物に見えがちです。下手に矛盾したり、違和感を覚えるリスクを冒すより飾り過ぎないほうがいいでしょう。

筆者は数多くの面接を受けてきましたが、最初のうちは「ロジカルに考え話す力が身についていないね」と指摘されることがほとんどでした。対策としては、ロジカルシンキング関連の書籍を読む(オススメは『考える技術・書く技術』です。マッキンゼーでライティングを教えている方が書かれた本です)、または就活支援企業のロジカルシンキングの無料セミナー(元コンサルが主催しており、演習なども行われ分かりやすく体系的に学べました)などを利用しましょう。

よくある質問別ポイント集

1.自己紹介をしてください。

【見ている点】

  • 自分をPRする力
  • 簡潔に話す力

【回答例】

例1
「○大学○学部○学科3年の、○○です。専攻は○で、サークルは○でした。特にその中で○に興味を持ち、ルーツを訪ねて○まで旅行しました。非常に興味深かったです。」
例2
「■■大学◇◇部△△学科の●●と申します。学校では、XXXXXを専門としています。学業以外では●●部に所属し、■■に取り組み、△△の成績を収めました。本日はどうぞ宜しくお願いします。」

【ポイント】

まず、手短に収めることです。この質問を面接官が重視していることはほぼないため長くとも1分程度にしましょう。また、ESで書いてあることだけを繰り返すのはNGです。短い中で面接官の印象に残ることを1つ言えれば良いと思いましょう。

【深掘り質問例】

  • なぜその大学?学部?学科?
  • サークルや専攻について聞かれる。

2.なぜコンサルを志望するのか?

【見ている点】

  • コンサルタント適性(入社後活躍できるか)
  • 入社意思

【回答例】

例1
私がコンサルティング業界を志望する理由は2つ有ります。まず、「」です。次に、「」です。はじめに私は「」を就活の軸としています。これはなぜなら、私のキャリア目標として「」があり、このためにその能力を身に着けたいと考えるからです。次に…
例2
私の志望理由を、内面的理由と外部的理由の2点から説明します。内面的理由としては、「」という自らの短期的目標を達成するためです。貴社の様なコンサルティングファームで若いうちから多くの経営者の方々と出会い、また社内の優秀な人々と触れ合うことで見聞を広げることが、目標達成に必要不可欠だと私は考えました。次に外部的理由として、「」があります。私はコンサルタントになりさまざまな知識・スキルを身につけ成長したいと考えますが、私はまたコンサルタント程自己の成長を社会の変革に還元できる職業は他にないとも考えます。なぜなら、「」と考えるからです。そのため、私はその過程を通じ「」を望んでおり、コンサルタントを志望しています。

【ポイント】

自分の就活の軸を入れると、自分の価値観を知ってもらえてよいと思います。コンサルタントという職業の特長を本などで事前に調べてから書くと良いです。業界対策本はあまり対策にはならないかもしれません。また、ESに志望動機を書いた場合には、自分が書いた内容を覚えておく必要があります。

【深掘り質問例】

  • どうしてその志望動機をもつようになったの?

3.なぜうちのファームを選んだのか?

【見ている点】

  • しっかりと企業研究をしているか
  • 情報収集能力を見る

【回答例】

「他のファームと比べて、○という分野に強いからです。」「他のファームに比べて、設立からの日が浅く、自ら組織づくりの一端を担うという貴重な経験ができるからです。」「貴社の社員の方にOB訪問をして、人に惹かれました。特に○という点が良かったです。」

【ポイント】

コンサルティングファームは似たような企業が多く、サービスなどの違いがわかりにくいです。そのため、この質問の回答を作成するのには、特にOB訪問が有効です。また説明会などもこの質問の答えを作成するのに使うべきです。業務で違いを見つけにくい場合は、会社制度や人の違いに着目すると意外と良いかもしれません。

【深掘り質問例】

  • うちのファームに入ったら君はどういった貢献ができる?
  • 内定を出した場合はうちに来てくれるか?

4.うちのファームと他のファームとの違いは?

【見ている点】

  • しっかりと企業研究をしているか
  • 情報収集能力を見る

【回答例】

御社の業務内容の特徴として、○業界のクライアントが多いことです。わたしは親の仕事から○業界にもともと興味を持っていて、将来は○業界に多くある中小企業を手助けしていきたいと考えています。…

【ポイント】

「なぜウチのファームを選んだのか?」の質問と同じく、他のコンサルティングファームとの比較は難しいです。しかしこの質問がされることを想定して、勉強しておきましょう。特に、戦略間・IT間など、同じ系統のファームの中での違いを聞かれることが多いので、その中でファーム間の差がどこにあるのかを意識して調べておきましょう。

5.学生時代頑張ったこと

【見ている点】

  • この質問によって、学生時代にどのようなことに取り組み、どのような能力を育んだのか。入社後にどのように仕事に取り組むかを予測する
  • もっている能力が仕事にどんな風に活かせるかを知る

【回答例】

私が学生時代に力を入れて取り組んだことは、「」です。その活動のなかでも、特に「」に注力しました。
その際に意識したことが2つあり、「」と「」です。前者に関しては、「」であり、具体的に「」に取り組み、解決を図りました。後者に関しては、「」であり大変でしたが、「」。
この経験から、「」と言うことを学びました。

【ポイント】

論理的に、起承転結をつくって話しましょう。具体的な数値を入れると、話に具体性が出て良いとされています。また、自分の感情が動いた点はどこか、動機は何かをしっかりと述べることで、あなたがどのような人物であるのかをしっかりとアピールする事にもなります。というのも、面接のゴールは「面接官に納得感を持ってもらうこと」になります。そのためには、面接で見ているポイントである

  • 再現性(くりかえし同じ行動ができるか)
  • 共感性(具体性+エピソード性)

の2点を意識する必要があります。

【深掘り質問例】

  • どうしてそれをしようと思ったの?
  • 他に頑張ったことある?

6.困難を乗り越えた経験

【見ている点】

    • 問題解決のプロセス(現状分析、ボトルネックの特定、多角的な施策の洗い出し)
    • 価値観

【回答例】

「」として「」をした際に、「」を行うのに苦心しました。はじめ、私は「」を行なっていたが、うまくいきませんでした。しかし、私は「」であることを信じていたため、「」ということに取り組みました。そこで私は、「」をするために「」を意識し行動しました。その結果、「」することができ、無事「」を果たすことが出来ました。この経験から、「」をすることが「」の第一歩だと学ぶことが出来ました。

【ポイント】

見ているのは結果ではなくプロセスなので、「こんな困難があった」という部分ではなく、「それをどう捉え、どう考え、どう対処した」の部分をしっかりと述べることが大切です。具体性やエピソードにあなたの人間性が出るので、意識して話すようにしてください。

【深掘り質問例】

      • 途中でやめようと思わなかった?
      • 周りの人に相談した?
      • なぜその選択をした?
      • 他に選択肢はなかったのか?

7.チームで何か成し遂げた経験は?

【見ている点】

      • コミュニケーション能力
      • リーダーシップなど

【回答例】

あります。大学○年次に「」をした経験です。その際に私は「」という役割を担いました。しかし、「」をするにあたって、「」という問題がありました。私はこの問題の理由として、二つの原因を考えました。一つ目は「」ということです。これに対して私は「」であることを踏まえて、「」を行うことで解決を図りました。二つ目は「」という状況だったということです。これに対して私は「」を行うことで状況を変えようと考え実行しました。その結果、「」を果たすことが出来ました。この経験を通じて、「」を学ぶことが出来ました。

【ポイント】

「自分がほかの人とどういった関わり方をするのか」をしっかりと伝えましょう。自分がチームの中でどういった役割だったのかをしっかりと述べましょう(意外と伝わりにくい点です)。

【深掘り質問例】

      • 周りの人はあなたのことをどう言っていた?
      • チームでの仕事と一人の仕事、どっちが好き?

8.誰にも負けないと思う点は何か

【見ている点】

      • 自分の特徴や個性をしっかりと理解できているか

【回答例】

私が誰にも負けないと思う点は、あることを徹底的に調べつくそうという知的欲求である。大学での研究に限らず、日常生活の気になった点は常に深掘りを行っている。例えば先日…

【ポイント】

「積極性」「忍耐力」などは面接官が聞き飽きているはずなのでやめたほうが良いでしょう。特に、深掘りされた時に具体的なエピソードを話せるものにしましょう。「誰にも負けない強み」が思いつかない時は、「誰にも負けない強み」ではなく「普通の強み」を答えましょう。「自分には今、こんな強みがある。いつか、誰にも負けない強みにしたい」というニュアンスで伝えましょう。

【深掘り質問例】

      • 具体的なエピソードある?
      • それはいつ身についたと思う?

9.大学/大学院での研究テーマは?

【見ている点】

      • プレゼンテーション能力。複雑になりがちなゼミでの研究内容を、その分野には詳しくないであろう面接官に、どれだけわかりやすく伝えられるかを見る。

【回答例】

私の研究テーマは「」です。現在、社会では「」が問題とされています。私はこの問題の「」という部分に着目し、「」を試みています。しかし、「」という障壁があり、「」ですが、「」という目標に向かって研究を行なっております。

【ポイント】

会社の特色とまったく関係ない専攻でもまったく気にする必要はありません。相手が一度聞いたらわからない部分がないくらい細かく丁寧に、かつ簡潔に説明しましょう。。例え話や身近なものと結びつけて話すと伝わりやすくなります。

【深掘り質問の例】

      • どうしてそのテーマにしようと決めたの?
      • 研究中苦労したことは?

10.あなたは頭がいいですか?

【見ている点】

        • 根拠を説明しにくい質問をしっかりと説明できるか
        • 自分の頭に自信があるか

【回答例】

はい、比較的良い方だと思います。なぜなら、…(エピソード)

【ポイント】

回答が「はい」でも「いいえ」でも、そう思うに至った根拠の部分をしっかりと述べることが肝要です。自信を持って「はい」といえるとベストですが、「いいえ」と言ったから落ちるというわけではありません。正直に答えましょう。

【深掘り質問の例】

        • 具体的なエピソードある?

11.キャリア目標は?

【見ている点】

        • 物事を先まで見通す力
        • 未来志向
        • 社会貢献性

【回答例】

短期的な目標と長期的な目標に分けてお話しいたします。
まず短期的な目標に関して言うと、コンサルタントとして、「」をしたいと考えています。この目標の背景にあるのは「」です。この「」という短期目標を達成する上で、コンサルタントとなり、問題解決力や実行力を磨くとともに「」することが必要であると考えました。

次に、長期的な目標として「」を成し遂げたいと考えています。私は、「」に対して「」と思っております。これは「」という私の考えから来るものです。「」をすることで、長期目標である「」を達成したいと考えています。

【ポイント】

コンサルタントは転職がファーム間もしくは他業界への転職が多い職業であり、転職してキャリアを築きたいといったことを面接で言ってもマイナスになることはほぼありません。この質問は、「人生の目標は何か(長期的目標)」と、「この会社に入ったら成し遂げたいこと(短期的目標)」、の2種類の答え方があります。余裕があり短くまとめて話せる自身があるならば、両方答えるのが良いでしょう。

【深掘り質問の例】

        • その目標のためには、コンサルタントになるのが本当によい道?それはなぜ?

12.この仕事はきついけど本当にやってける?大丈夫?

【見ている点】

        • 体力
        • やる気

【回答例】

例1
はい、大丈夫です。私は体力には自信があります。たとえば高校時代には皆勤…
例2
はい、その点は問題ないと思います。私はむしろ、厳しい環境に身をおいて仕事をすることを楽しむことができます。…

【ポイント】

やや圧迫気味の雰囲気でこの質問がされることが多いです。しかしそれに押されずにしっかりと「はい」と応えることが大事です「体力に自信がある」や「プレッシャーがかかる場を楽しめる」などの補強エピソードを用意しておくと良いでしょう。

【深掘り質問の例】

        • 体力があるエピソードある?
        • 残業についてどう思う?

13.英語できる?

【見ている点】

        • 学習意欲

【回答例】

例1
はい、できます。私は海外に1年半留学していた経験があり、現地で英語で対話する能力を磨いてきました。周りに日本人がいない環境をつくることで、効率的に英語の学習をし、英語になれることができました。
例2
余り自信はありません。しかしながら、現在英語を勉強しております。半年前に本格的に勉強をはじめ、半年で500点から700点まで向上させました。今後も勉強を続けていくつもりです。

【ポイント】

一部のファームを除けば、コンサルティングファームはそこまで採用面接時点での英語力を重視していないのが実情です。「現在は○点だが、3カ月後に○点を目指して勉強しています。」等と答えることで、学習意欲があるという自己アピールにつなげることができます。

【深掘り質問の例】

        • 英語で自己紹介してみてください(極めて稀)

まとめ

以上をまとめると

        • 常に気をつける3大ポイントに留意する
        • それを踏まえた上で、よく出る質問のポイントを押さえる

ということになります。

ここで紹介した質問はどれも典型的な質問です。逆に言えば、多くの人が事前に対策をすることができる質問であり、しっかりと答えを練っておかないと他の受験生に差をつけられてしまいます。

他にもファームによってよく聞かれる質問もあります。そういった質問を追加し、自分なりの一般面接対策のスクリプトをつくって練習しておきましょう。

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