コンサルファームのジョブ/インターンは、実際どんなもの?

ここでは、外資/日系コンサルティングファームのジョブ・インターンに関する、よくある疑問について一問一答形式で答えていきたいと思います。

 

Q コンサルティングファームのインターンって何をするの?

 

A. 大抵、数日間に渡るチームでの作業を行います。何かお題を出され、それに対する答えを自分たちで判断し、根拠などをまとめて最終日に発表するパターンが多いです。出題される問題は、「売り上げ増加」「市場参入の可否」など、実際にコンサルタントになったら仕事として行うようなものです。チームにはメンターと呼ばれる現役のコンサルタントが1~2人つき、適宜アドバイスを行いながらチームメンバーの評価を行っていきます。最終日のプレゼンテーションはCEOや執行役員の前ですることもあり、フィードバックももらえるため貴重な経験となります。

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Q コンサルのインターンは大変と聞いたけど本当なの?

 

A. 本当です。インターンでは非常に限られた時間でコンサルタントが実際に行う業務を体験することになるため、非常に疲れます。期間中はオフィスで夜まで作業しても終わらず、家に持ち帰って残りの作業を行うことも多々あります。またプレゼンテーションの準備などもあるため最終日前は徹夜するチームもあります。

 

Q 選考に関係するの?

 

A. コンサルティングファームのインターンは、選考にほぼ間違いなく影響するといっていいでしょう。また、企業によっては、選考プロセスの一つとしてジョブ(=インターン)が必須である企業もあり、そのような企業を志望する場合には特に注意が必要です。また、選考に直接関係することを公言していない企業の中にも、実は参加者・優秀者には選考免除などの特典があることがあり、志望する企業のインターンには参加しておくほうがベターです。

 

 

Q インターンに参加することで得られるものって?

 

A. 選考パスや内定以外にも、さまざまなものを得ることができます。たとえば以下のようなものが挙げられます。

 

経験

インターンに参加することにより、コンサルタントの仕事に近いものを経験できます。この経験は、その後の選考中におけるモチベーションのアップに繋がりますし、面接で志望動機を述べるときなどに活かすことも出来ます。

 

情報

インターンに参加することで、その企業に関するさまざまな情報を得ることができます。特に企業パンフレットや公式HPを見るだけではわからない、社内の雰囲気を知ることができる事が大きいです。また、新入社員の方やメンターとランチを一緒に食べながら談笑する中で、貴重なお話を聞くことができる機会もあります。大抵のファームは本社オフィスでインターンを行うので、普段はなかなか入ることができないコンサルタントの普段の仕事場を見ることができ、またファームによってはオフィスツアーを行ってくれる所もあります。

 

社員の方とのつながり

インターンに参加すれば、先述したように社員さんと話すことができます。その中でランチを一緒に食べたり、ジョブの後に打ち上げを開催するファームもあるため、社員の方と仲良くなれます。これは後のさまざまな場面で活きることがあります。

 

友人

コンサルティングファームを志望している友人と知り合うことが出来ます。コンサル志望の友人を得られるメリットはたくさんありますが、大きいのは2点です。
①「情報戦」を上手に戦えるようになる
②ケース面接やグループディスカッションなどの練習相手になる

 

お金

ファームによっては、参加すると報酬が支払われるところもあります。相場は1日1万~1万5000円です。

 

テクニック

コンサルティングファームのインターンは課せられる目標が厳しい代わりに、パワーポイントの使い方やプレゼンテーションの技術、情報の収集・分析手法など他の業界の会社のインターンでも役立つような普遍的なテクニックを(無理やり)身に付けることができます。

 

 

与えられる課題が厳しく、求められるアウトプットの質も高いために、インターンは大変で、気力と体力を消耗します。しかしその分得られるものも多いことも事実です。そして、インターンと言いながらも行うのは実際のコンサルティング業務の疑似体験です。辛い中にもそのインターンの過程を楽しむことができたならば、あなたはコンサルタントに向いているといえるでしょう!

 
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