ビジネスや産業をプロデュースし、コンサルティングの枠を超えた価値を創出する。ドリームインキュベータの「成長フィールド」

連載「コンサルタントの道」第27弾では、「社会を変える 事業を創る。」をミッションに、新たな事業や産業の創造・企業の成長支援を行う、ドリームインキュベータ(DI)で活躍する3人の若手社員にインタビュー。企業の課題解決に留まらず、社会課題の掘り起こしや、まだ存在しない事業や産業の発掘・提案にも力を入れているDIへの入社の決め手や、若手のうちから幅広い案件に携わり、社会変革の視座で新たな価値を生み出す仕事のやりがいについて語っていただきました。

sponsored by 株式会社ドリームインキュベータ

目次

プロフィール
領域や組織の枠にとらわれず、社会に新たな価値を提供
俯瞰的視点を持って社内外を巻き込み、ビジネスや産業をプロデュース
若手のうちから多岐にわたるプロジェクトで戦略の実行までを支援
社員間で活発に知見を共有し、クライアントの成果を追求する組織
様々な業界・領域に携わり、自身の強みや専門性を創り上げる
個々の意欲や興味に従い、知的好奇心や探求心を活かせるファーム

プロフィール

左:橋本さん 中央:矢島さん 右:大辻さん

橋本 翔汰さん

株式会社ドリームインキュベータ
ビジネスプロデューサー

京都大学工学部を卒業後、丸紅に新卒入社。石油ガス上流権益の新規獲得や事業管理、国内外での新エネルギー関連事業開発に従事した後、経済産業省へ出向。カーボンプライシングや排出量取引に関する政策立案、GXリーグの立ち上げ等に携わった後、2023年にドリームインキュベータに入社。エネルギー・インフラ、モビリティサービス、大手メーカー等の新規事業、成長戦略、アライアンス戦略策定に携わる。

矢島 理勢さん

株式会社ドリームインキュベータ
Technology & Amplify シニアコンサルタント

早稲田大学基幹理工学部を卒業後、SIer企業にエンジニアとして新卒入社。クラウド領域の要件定義から開発・運用まで多数の実行支援を経験。2024年にドリームインキュベータに入社後は、Technology & Amplifyプラクティスにて銀行のERP移行支援や行動原則策定支援、保険会社の脱炭素関連新規事業支援など、テクノロジーからビジネス・戦略まで幅広い領域に携わる。

大辻 友乃さん

株式会社ドリームインキュベータ
ビジネスプロデューサー

早稲田大学法学部を卒業後、同大学院法学研究科に進み、国際公法を専門に環境と経済の両立を法的側面から研究。在学時には外資アパレルブランドにて、法務インターンとして知的財産法務に従事。2024年にドリームインキュベータに新卒入社。通信事業者、モビリティサービス、住宅機器メーカー、大手住宅メーカー等の新規事業、成長戦略策定に携わる。新卒採用にも関わり、就活生・内定者向けの企画づくりにも従事。

※役職・肩書、インタビュー内容は、本インタビュー時点のものとなります

領域や組織の枠にとらわれず、社会に新たな価値を提供

 ──はじめに、これまでのご経歴やドリームインキュベータ(以下、DI)への入社を決めた理由について教えてください。

橋本 新卒で入社した商社に約7年間勤務し、最後の2年間は経済産業省に出向して、産業横断的に様々な分野を経験しました。商社では海外、経済産業省では国内を中心に事業創造に携わっていました。その中で、日本にはまだ産業を伸ばす余地があると感じる一方、ビジネスチャンスと社会的ニーズを両立させながら事業や産業を創る必要性を強く感じ、コンサルティング業界に興味を持ちました。

経済産業省に出向中、DIの方々とは接点があり、経済産業省の立場から見ても議論しやすいように働きかけてくれるなど、「秀逸で面白い人たちだな」という印象を持っていました。その後、転職活動を機にDIについて深く知れば知るほど、民間企業と省庁との間に立ち、両者を繋いだり動かしたりしながら、事業や産業を創出することができるのは、コンサルティングファームの中でもDIだと考え、入社を決めました。

矢島 私は新卒でSIer企業にエンジニアとして入社し、2年目からはPMを担うなど、充実した日々を送っていました。しかし、SIerという立場上、既に顧客が意思決定を行った方針に沿ってシステムを作る役割に留まることが多く、「そもそも何を目指すべきか・どう進めるべきか」といった戦略策定に関わることができず、顧客やプロジェクトの成功を支援するために、より上流の構想から関わりたいと感じ、転職を検討しました。

その中で、若手でも裁量を持ち、経営層と近い立場で議論を行い、構想・戦略策定に関わることができる点や、テクノロジーの枠にとらわれず、むしろそれを超えることを歓迎するDIの社風が、エンジニア出身の私にとって非常に魅力的でした。

最終面接では、私が所属するTechnology & Amplifyプラクティス(以下、T&A)がまだ発展途上であるというお話があり、その上で、経営層から「社員一人ひとりが自律的に働き、時には不確実な環境も楽しめる人材を求めている」という言葉を聞き、強く惹かれました。面接で多くのDIの方々と話す中で、社員の人柄の良さや、正解がない中で自ら動いていくマインドが定着していると感じ、入社を決めたという経緯です。

大辻 私は元より好奇心旺盛で、様々な場所へ足を運び、コミュニティに参加することに楽しみを覚えており、社会人として長く仕事をする上でも、多様な業界に触れられる環境に身を置きたいという思いから、コンサルティング業界を志望しました。

学生時代は、国同士の約束事である国際公法を専門としていましたが、国を主語にルールを定めても実際に社会を動かすのは民間であると強く感じました。複数の政府機関や準公的機関、民間企業は大企業からスタートアップまで、多様なアクターを巻き込みながら事業を推進するDIであれば、より社会を大きく動かしうる価値を提供できると考え、入社を決めました。

俯瞰的視点を持って社内外を巻き込み、ビジネスや産業をプロデュース

──DIが提供する独自の価値は、どのようなところにあると捉えていますか?

橋本 DIは戦略コンサルティングファームに分類されますが、最大の特長はビジネスプロデュース、さらにはその先の産業プロデュースを見据えたコンサルティングにあります。

俯瞰的な視点から「この会社とこの会社なら、この分野で協力できるのではないか」と仮説を立てて提案し、両者にとって利益となるビジネスの形を具体的に構築することもありますし、新たな産業創造を前提として省庁と連携し、産業全体を推進することで、事業の成長をさらに加速させていくことも可能です。これほど広範な視点で事業や産業を捉え、実行まで移せるプレイヤーは稀有だと考えています。

矢島 私はテクノロジーを強みとするT&Aに所属していますが、T&A内にとどまらず社内の多様なメンバーとの連携が日常的に行われています。クライアントにとって最善の結果を追求するためであれば、社内はもちろん、外部パートナーとも積極的に連携し、自ら枠を超えてプロデュースすることこそが、DIの強みであり、独自性だと強く感じています。

大辻 クライアントの悩みの解決だけでなく、企業や国、社会が直面する答えの出にくい多様な課題に対し、DI側から社会課題やそれによって困っている企業、あるいはまだ存在しない事業や産業を発掘し、提案する点も特徴です。

社内では、漠然とした社会課題を深く掘り下げ、問題点や解決策、そして協働すべきパートナーを日々検討する「R&D活動」が活発に行われており、この体制と思考が大きな価値を生むと感じています。R&Dを通じて、潜在的な可能性を秘めた重要なポイントに、的確な提案を差し込めているのだと思います。

若手のうちから多岐にわたるプロジェクトで戦略の実行までを支援

──これまで携わってきたプロジェクトや、その中で特に印象深いものについて教えてください

橋本 DIで約2年間、インフラ、通信、政府、エネルギー、モビリティなど、多岐にわたる領域に携わってきましたが、特に印象的なのは、1年間にわたって大手メーカー企業の新規事業開発を伴走支援したプロジェクトです。プロジェクト開始時点では具体的なテーマが未設定の状態でしたが、社会課題とインダストリーを掛け合わせて複数の重要課題を設定し、クライアント企業の事業開発部のメンバーと共同で、3か月という短期間で新たな事業構想を描くことができました。

さらに事業アイデアを創出するだけでなく、それを実際にビジネスとして育てていくために、クライアントの社内調整、事業化に向けた資金調達、収益化の検討などを行うチームも発足させ、具体的な事業に落とし込むまで推進しました。

社会課題の解決と事業の実現可能性とのギャップを埋める難しさはありましたが、社会課題から新規事業を生み出すというアプローチは、DIならではだったと感じています。

もう一つ印象的だったのは、経済産業省との約半年間にわたる議論です。これは、日本の電力発電ポートフォリオの構築について経済産業省が検討を進める中で、DI社長の三宅とともにその議論に参加させていただいたものです。

国が主導して社会や産業のあり方や未来を議論する際には、「誰がそれを実行するのか」という具体的なプレイヤーまでを見据えた視点が必要となります。そのために、私たちが必要だと思った部分については、各プレイヤーのポジショニングや打ち手の許容度などを調査・ヒアリングし、解像度の高い仮説を練り、より現実的な目標や計画の策定に貢献できるよう尽力しました。実際に、経済産業省との議論では「この目標設定であれば、このようなプレイヤーと、こういう動き方をするのはどうか」という提言ができました。その後、民間企業とのディスカッションによって、新たな事業や産業を創出する動きに繋がっており、非常に興味深い経験でした。

矢島  私は、DI入社当初、ある企業の基幹システム導入プロジェクトに参画しました。とはいえ与えられたお題は、「導入に関する課題をなんとかしてくれ」というざっくりしたもので、蓋を開けてみれば、ベンダーとユーザー双方に課題が山積みという状況でした。

そこで、私はプロジェクトの課題を洗い出し、解決に向けた対応策を講じるために、全体を統括する事務局を立ち上げ、業務部門の現場担当者へのヒアリングを通じてボトルネックを特定し、ベンダーとユーザーの間に立つ形で、利害調整や合意形成を主導していきました。ただの「進捗・課題管理」ではなく、課題の根本に踏み込んで、”会社の枠を超えて”関係者を巻き込みながら解決していく”問題解決型のPMO”として、プロジェクトを推進できたと実感する、とても価値のある体験でした。

また、あるハウスメーカーの人材・組織強化を検討するプロジェクトでは、短期・中期・長期の視点から様々な戦略や施策を策定する中で、「有識者のリアルな声」を集めることに力を入れました。通常であれば、外部のインタビューサービスを利用して、情報を集めるのが一般的ですが、それだけでは不十分と感じ、自ら企業の経営者やマネジメント層に直接電話をかけ、個別にアポイントを取り、インタビューを行いました。こうして得た一次情報をもとに、経営層の皆さまに市場の生の声を届けることで、より実態に即した気付きや示唆を提供することができ、大きな手応えを感じました。

DIでは、様々な仮説を持って、多くの有識者から直接話を聞くことが推奨されており、仮説が外れたとしても、仮説を立てるまでのプロセスから学ぶことは多くあります。ファーム全体として「生の情報を得るために自らの足で稼ぐ」意識が強く、私もよく外部に足を運び、できる限り生の声を拾うようにしています。

大辻 私はこれまで、ハウスメーカー、通信事業者、住宅機器メーカーなど、多様なクライアントの事業に携わってきました。中でも、住宅機器メーカーのプロジェクトでは生成AIを活用したアプローチをT&Aのメンバーと連携して進め、新たな切り口を取り入れました。このように若手のうちにプラクティスを問わず様々なメンバーと協働し、新たな価値提供に貢献できたことは非常に印象深いです。

また、他に担当したプロジェクトでは二次流通市場に焦点を当てたのですが、市場を構成するプレイヤーが多岐にわたっており、市場全体へ直接働きかけることが難しいという課題がありました。そこで、「どこからアプローチすべきか」「どのようなプレイヤーを巻き込めば市場が成立するのか」といった点を深く検討し、市場を活性化させる「トリガー」を探し出していくプロセスは非常に刺激的でした。

社員間で活発に知見を共有し、クライアントの成果を追求する組織

──DIに集まるコンサルタントや、組織の特徴について教えてください。

橋本 DIは、弁護士や医師、ユニークなところでは天文学博士やプロボクサーからコンサルタントに転じるなど、多様なバックグラウンドや個性、専門性を持つ人材が集まる刺激的な環境です。企業文化の一つとして損得勘定なく互いに教え合い、自由に知見を共有できる風通しの良さも魅力です。

大辻 DIではプロジェクト終了後に、知見をプロジェクト内で閉ざさず、関連テーマ間でナレッジを共有することがよくあります。社員同士ギブする姿勢が強いのはDIならではの特徴と言えるでしょう。

矢島 専門知識が多岐なため、社員間の知識共有文化が根付いており、社内SNSでは案件の困りごとや有識者の募集に対して、多くの社員が積極的に議論に参加し、情報を提供しています。新卒1年目や2年目の若手社員も主体的に意見を出し、常に活発な議論と交流が生まれています。前職では、こうしたやりとりはどうしても部署内に閉じがちで、ここまでオープンに知見を持ち寄れる文化はなかったため、非常に新鮮で心強く感じています。

新規事業推進においては、社内外のステークホルダーの協力が欠かせないため、関係者がプロジェクトに価値を感じ、「一緒にやりたい」と思える魅力の提供が大事です。独自に収集した生の情報を共有したり、DIならではの第三者的視点から仮説をもって最適なアプローチを提案したりして、関係者を巻き込み協力を仰ぐ“仲間づくり”も、非常に重要です。

橋本 こうした組織カルチャーの根底にあるのは、「常にクライアントにとって最高の成果を追求する」というクライアントファーストの考え方です。DIの執行役員やマネジャー陣がその姿勢を体現しているため、社員は彼らの姿勢から学び、自然とこの考え方が身についているのだと思います。

様々な業界・領域に携わり、自身の強みや専門性を創り上げる

──今後、みなさんはDIでどのような成長を遂げていきたいと考えていますか

橋本 日本の社会課題の中でも、エネルギー問題は今後何十年、何百年と続くテーマです。そのため、私はこれまで長く携わってきたエネルギー分野を自身の軸として深掘りしていきたいと考えています。ただ、エネルギー分野の課題は単体では解決できないことも多いため、様々な産業やクライアント、その先のお客様との対話を通じて、エネルギー分野に掛け合わせられる知見やスキルを習得していきたいです。

その上で、日本企業内に存在する新規事業の火種を絶やさず、いかに大きく育てていけるかを重視していきたいと考えています。常にこのマインドセットを持ち続けながら、いかなる産業、分野においても、クライアントと一体となって事業を推進できる人材でありたいです。

矢島 私も、前職のSIerで培ったテクノロジーという強みに加え、DIの特徴である戦略や新規事業といった要素を掛け合わせ、新たな強みを確立していきたいと考えています。最近はテクノロジー領域とは直接関係のない上流の構想・戦略策定に関する案件にアサインしていただく機会も増え、現在は強みを育てている最中です。DIにはインダストリーカットがないため、柔軟なキャリアの実現が可能であり、その中で継続して力をつけていきたいと考えています。

大辻  DIでは、月に一度開催される全社ミーティングでプロジェクトの業界やテーマが共有されます。日々のメンターとの1on1やキャリア支援制度の中で、自身の強みや興味のある分野について伝える機会があるため、希望のプロジェクトにアサインしてもらえることもあります。

枠にとらわれず、社員の「やりたい」という意欲を尊重し、その実現を後押ししてくれるDIの環境を最大限に活かし、自分が何に関心を持ち、どのような専門性を築き、自分自身の強みを創り上げられるかチャレンジしながら、日々成長していきたいと考えています。

個々の意欲や興味に従い、知的好奇心や探求心を活かせるファーム

──DIはどのような人に向いているコンサルティングファームだと思いますか?

大辻 若手のときにはプラクティス問わず幅広い業界のプロジェクトに参画することが推奨されるため、様々な業界や多様なメンバーと関わります。業界や専門分野を問わず、あらゆる知識や経験を積んでいきたいと考える人にとって最適だと思います。

また、新卒入社のメンバーにとっては、手厚い育成・サポート体制が整っています。マネジャーがメンターとしてつく他、新卒や中途入社の先輩も気軽に相談に乗ってくれるため、孤立することなく業務に取り組めます。多くの役員ともプロジェクトで日常的に関わる機会があり、社長の三宅も同じ執務エリアで働いているため、休憩室などで気軽に声をかけてもらえるなど、非常に温かい環境です。

矢島 クライアントのために、最終報告に至るまで徹底的に完成度にこだわり、案件当初に合意したテーマやスコープを超えて、「これをさらに良くするためには、ここまでやるべきだ」という提案に落とし込んで、与えられた課題以上の成果にこだわる姿勢こそがDIらしさです。

そのためには、答えのない問いに対しても諦めずに考え抜き、他者の視点を取り入れたり、様々な視座で思考を切り替えたりしながら、試行錯誤を重ねて最後までやり遂げる思考体力が求められます。知的好奇心が旺盛で、未知の事柄を粘り強く探求することを楽しめる方は、DIに向いていると思います。

橋本 社会課題の解決は決して一筋縄ではいきません。そのため、目先の課題だけでなく、長期的な視点で時間も体力も要する課題に挑戦できる人がDIで活躍できる人材だと思います。非常に複雑で難しい課題を深く考え、それを楽しめる人、そして一人ではなくチームで課題に向き合い、解決していくことに楽しさを感じられる人にとって、DIは最高のフィールドではないでしょうか。

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