A. コンサルティングはクライアントが抱える課題を発見して解決することであり、課題解決の手段の1つとしてマーケティングがあるという関係です。
ただし、この問に対する絶対的に正しい答えはありません。上のAnswerも、あくまで1つの見解だと考えるとよいでしょう。
コンサルティングについての説明は、『そもそも「コンサルティング」って何ですか?』という記事を見ることをオススメしますが、簡単に説明すると「クライアントが抱える課題を発見して、解決案を提示すること」だと言えます。それに対して、マーケティングとは「企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。」という定義が日本マーケティング協会によりなされていますが、難しくてちょっと良くわからないですよね。簡単に言うと、マーケティングとは「顧客に価値を提供して対価を得るための戦略」だといえます。
イメージとしては、「我が社はこの製品Xを売りたいと考えている!しかし、いったいどうすれば売れるだろうか?」という問いに対して「こうすれば売れますよ!」という回答を得られるのがマーケティングです。
一方でコンサルティングは、上の問いに対して「こうすれば売れますよ!」という回答をすることもありますが、「そもそも製品Xって作る必要がありますか?何のために製品Xを作ろうとしているのですか?」といった、製品Xをそもそも売るべきか否かにまでゼロベースで考えます。マーケティングが「何をどうやって売るか?」を扱っており、コンサルティングは「そもそもそれを売る必要はありますか?何のために売ろうとしているのですか?」までも扱っているイメージです。コンサルティングの結果、クライアント企業自身では知り得なかった真の課題に気づき、その課題をどうやって解決しようかを考える段階で、「マーケティングを行おう」「人事異動を行おう」「そもそもこの事業を廃止しよう」などといった手法が提案されます。
ケース問題やグループディスカッションの際に、マーケティングの知識をいきなり使い出す学生がいますが、まずはクライアントが抱えている真の問題を解き明かすところから始めるのがコンサルタントなのです。
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