A. 活かせます。ただ、選考で有利になるほどではないでしょう。
最近やや不調ではありますが依然巨大な市場である中国や、インドネシアなど人口成長率が高く経済発展も著しい東南アジアは、世界中から熱い視線を注がれています。少子高齢化が進み国内市場が縮小しつつある日本でも、積極的にアジアに進出する必要性が高まっています。ある外資系コンサルタントによると、中国関連のプロジェクトが着実に増えており、中国語ができるコンサルタントの需要は確かに高まっているといいます。アジアの経済成長の将来性を見るに、たとえばインドネシア語ができることの優位性は今後大きく伸びるでしょう。インドネシア関連のプロジェクトでは大きく活用できるスキルといえます。
とはいえ、やはり英語ができることの重要性の方が当面は大きいでしょう。もちろんネイティヴ並に話せる第三外国語があればそちらのほうが英語より効率はよいですし、現地にも英語を喋れないビジネスマンも一定数いるので、活かせるスキルであることには変わりません。しかし、現地の優秀層は問題なく英語で話せるので、こちらも英語さえできれば基本的なコミュニケーションはできるのです。中国のビジネスマンはかなり英語を喋れます。中途半端に現地語で話すより、英語の方が効率がいいことのほうが多いかもしれません。
いわゆる有名戦略系コンサル以外にもグローバル進出を専門とする中小企業としてのコンサルは存在していて、そうした企業では特定の言語(韓国語・中国語)が必須とされているということはあります。しかし、戦略系コンサルでは依然として英語に重点が置かれるので、戦略系コンサルの選考などで特定の第三外国語ができることが大きく有利に働くことはないでしょう。他の記事でも書いてあるような、自分の頭で考える力などの能力が大きく関係します。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
https://factlogic.jp/questions/basic-skills-for-consultants/
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