多様なインプットとカルチャーを武器に、新しいコンサルティングスタイルを追求する
【コンサルタントの道 vol.11】

sponsored by 株式会社ローランド・ベルガー

連載「コンサルタントの道」第11弾は、株式会社ローランド・ベルガーでパートナーを務める中野大亮さんをご紹介します。米系戦略ファームを経てローランド・ベルガーでパートナーとして活躍する中野さん。コンサルティング業界にオープンイノベーションを起こすべく、持ち前の柔軟さと応用力を活かして推進する「価値共創ネットワーク」での取り組みと、その背景にあるローランド・ベルガーらしさについて伺いました。

目次

プロフィール
知的好奇心に従ってキャリアを歩み、業界を牽引するコンサルタントへ
既存のコンサルティングへの危機感から生まれた、新たなアプローチ
ローランド・ベルガーらしいスタンスで、変化に適応する
新たな取り組みを生んだ土壌は、オープンでフラットな組織文化
多様なインプットは付加価値の源泉になる

プロフィール

中野 大亮(なかの だいすけ) さん

株式会社ローランド・ベルガー パートナー

東京大学法学部卒業。米系戦略コンサルティングファームを経て現職。産業材、鉄道・航空、総合商社等を中心に幅広いクライアントに対し、事業戦略、成長戦略、M&A/PMI等のプロジェクト経験を豊富に有する。昨今では、未来構想・長期ビジョン、新規事業量産、PoC、スタートアップ連携といったテーマに数多く取り組んでおり、採用責任者、価値共創ネットワーク責任者を務める。

知的好奇心に従ってキャリアを歩み、業界を牽引するコンサルタントへ

実は、就職活動当初は戦略コンサルティングを知りませんでした。両親からの希望もあり官僚志望で、大蔵省(現在の経済産業省)を受けていたのですが、自分には官庁は合わないかもしれないと思うようになりました。自由で個性的な人が集まる学校で中学・高校時代を過ごしたので、画一的で秩序を重んじる組織で働くイメージが持てなかったのです。そんな時、たまたま内定者懇親会で同期から話を聞いたのが、戦略コンサルティングというビジネスでした。入社して数年の若手社員でも経営者と対等に話して提言ができるなんて、そんな反則な仕事があるんだと驚き、米系戦略コンサルティング会社への入社を決めました。

入社後はまず、メーカーのポートフォリオ・マネジメントを担当しました。全社を俯瞰して多数の事業を分析、取捨選択し、スクラップ&ビルドを行うというダイナミックさが面白かったですね。その後は、セクハラマネジメント、地方銀行のBPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)、総合商社のポートフォリオ・マネジメントといったプロジェクトを経験してきました。

ローランド・ベルガーに転職してからは、産業材、総合商社、メディア・コンテンツの領域で、長期ビジョンの策定、新規事業量産、M&Aや事業戦略立案といったテーマの経験を積んでいきました。2012年にパートナーになり、2018年には、あらゆる産業における未来構想プロジェクトを取りまとめる研究機関として未来構想センターを創設。現在は、コンサルティングにオープンイノベーションをもたらすべく立ち上げた、価値共創ネットワークの責任者と、採用責任者も務めています。個人的には、エンジェル投資家としても活動中です。規模は大きくないですが、世の中の移り変わりや技術の発展を知ることが、コンサルティングビジネスにも還元できていると思います。

既存のコンサルティングへの危機感から生まれた、新たなアプローチ

私は今までコンサルタントとして様々なプロジェクトに関わってきましたが、未来構想センターと価値共創ネットワークによる取り組みは、従来のコンサルティング手法と異なったアプローチを取ることを目的としています。

なぜ新しいコンサルティングスタイルを追求しているのかというと、市場と社会の変化に対して、既存のビジネススタイルを貫くことが最適ではないと考えたからです。

戦略コンサルティングは、個別の案件ごとに見ればクライアントに合わせたソリューションを提供できていると言えますが、手法という大きい観点で括れば、どのファームが行っていることもさほど変わらなくなってきました。しかも、他領域から新規参入を試みる会社も多くあります。戦略コンサルティングのサービスがコモディティ化しているわけです。

さらに、社会からの要請も変わりました。SDGs、ゼロ・カーボン、未来構想といった、時代に合わせて生まれた新しいアジェンダに向き合う機会も増え、それに伴って新しいソリューションを提案できるように対応しなければなりません。

そんなコモディティ化した市場と、新しいビジネストレンドの中で、都度案件を獲得する必要がある狩猟民族的なビジネススタイルを続けていけば、自社の強みを発揮しきれず、クライアントに対してもベストな価値提供ができなくなるのではないか。そうした思いから、未来構想センターと価値共創ネットワークを立ち上げ、より強く新しいコンサルティングビジネス作りに取り組んでいます。

未来構想センターは、未来構想を専門とする研究機関として立ち上げました。未来構想センターでは、30年後、50年後にどのような社会・市場が存在するのかを、未来がどうあるべきかから逆算し、未来予測を行っています。クライアントへの事業戦略立案においては、未来構想センターの知見が存分に活用できますし、将来的なマネタイズを見据えて、未来構想を自社の知見として蓄積したり、レポートとして発信したりすることにも価値があると考えています。

ローランド・ベルガーらしいスタンスで、変化に適応する

価値共創ネットワークは、特定の領域に突出した強みを持つ企業と連携し、クライアントへこれまでとは違う価値提供を行うために立ち上げました。

VRを得意とするエクシヴィ、新規事業のデータベースを多く持っているアスタミューゼ、AIに強いエクサウィザーズ、モノづくりに長けている由紀ホールディングスなど、幅広い領域の企業との連携実績があり、複数の企業の力を借りているプロジェクトも少なくありません。意外に思われるかもしれませんが、AIデバイスや多指ロボットの開発に関わった事例もあり、時代の先端を行く技術やプロダクトに関わる機会も多くあります。

わざわざ外部にネットワークを作らずとも、投資やM&Aを通じて内製化すれば良いのではと思う人もいるかもしれませんが、当社は明確に意思を持って内製しないことを決めています。

その時のテーマに合わせて、適した能力を持つ外部機能から力を借りるほうが、目まぐるしく変化を続ける時代に適応しやすいですし、オープンでフラットな我々らしいスタイルだと思っています。そもそも戦略コンサルティング会社は大資本ではないですし、世の中には次々と新しい能力や技術が生まれていくことから、外部企業と連携することが合理的だと判断しました。

価値共創ネットワークが外部にあるゆえに、プロジェクト進行においては、課題に合わせて最適なパートナーを見極める目利きの力と、外部と自社の機能を統合するインテグレーションの力が鍛えられます。例えば「AIに強い」と一口に言っても何にどう活用するAIに強いのかは企業ごとに異なるため、テーマに適したパートナー企業を探さなければなりません。また、対等に連携する以上、パートナー企業にとってもベネフィットがなければ協力関係は成り立ちません。

若手社員も、共同プロジェクトへの参画や出向、共同して事業創造を行うなど、価値共創ネットワークに関わっています。また、面白い会社があるので会ってほしいと新卒社員から企業の紹介を受けることもあります。若手であってもやりたい人が自ら手を上げて取り組める環境がありますね。

新たな取り組みを生んだ土壌は、オープンでフラットな組織文化

ローランド・ベルガーがどのようなファームであるかは、コア・バリューに掲げる3E、アントレプレナーシップ、エクセレンス、エンパシーに表れています。

中でもアントレプレナーシップは、3Eの中でも特に重要なキーワードです。決められたことを決められた範囲でやる、この業界・テーマだけをやるというような制限はないので、自らの意思で周囲を巻き込めば、自由度高く仕事を作っていくことができます。コンサルタントが自ら携わりたい案件に手を挙げ、年次に関わらず興味がある業界や案件に関われる環境です。

コンサルタント一人ひとりに根付いた3Eの精神は、コンサルティングの姿勢にも表れています。例えば、クライアント自身が再起を諦め縮小を考えていた事業に対して、切り口を変えれば勝ち筋があるのではといった提案をすることもあります。クライアントのあるべき姿を考え抜くと、時にはクライアントの考えを覆すような提案が生まれることもあるのは、アントレプレナーシップがあるゆえです。

また、プロジェクト期間が終わった後も、クライアント自身で考え戦略を推進できる体制をつくることを大切にしています。経営層だけの独りよがりな戦略にせず、経営と現場の双方が動き出せる状態を作ることを目指し、エクセレンスを発揮して、クライアントの持続可能な成長を実現しています。

クライアントにサステナブルな成長を提供することはもちろんですが、我々の職場環境もそうあるべきだと思っています。コンサルティング業界では、昔はハードに働くことが当たり前とされていましたが、今はそうではありません。社員が健康的に働けるように配慮し、キャリアも柔軟に設計できるように、育児休暇や留学支援の制度も整備しており、一人ひとりがライフステージに合わせた働き方を選択しています。

こうしたオープンでフラットな考え方は、欧州に起源を持つ当社ならではの特徴です。文化・言語の異なる様々な国があるヨーロッパは、EUとして一体となり、お互いの違いを認めて受け入れ、組み合わせることで、新しい知恵を生み出してきた歴史を持っています。ローランド・ベルガーでも、異質なものを組み合わせることこそイノベーションの源泉であると考えているので、多様であることを受け入れ尊重しています。お互いが対等な合意形成を行うことを重視していますし、誰が言ったかではなく何を言ったかのほうが大切であるという考え方を持っています。

多様なインプットは付加価値の源泉になる

コンサルティングといえば、ロジカルシンキングのイメージが強いかもしれません。しかし、限られた領域のスキルアップだけを目指しても、コンサルタントとしての幅は広がりません。私はインプットを付加価値のあるアウトプットに転換することが、コンサルティングという仕事の醍醐味だと考えています。

クライアントに感動を与えるためには質の良いインプットを常に得られていることが重要です。そして質の良いインプットは、自分のコンフォートゾーンから抜け出して、リスクをとって身銭を切り時間を投下したり、自分と違う長所を持つ仲間とアイデアを交わしたりすることから得られます。私自身、良いインプットを仕入れた時に「これをどう加工してクライアントにもっていけば相手に刺さるのか」を考えるのが得意で、その結果相手に「Wow」を与えられると貢献実感を持つことができるので、幅広くインプットのアンテナを張るようにしています。

学生のうちからでも、いろんなことに手を出してみたり、得たインプットをアウトプットへ転換したりする経験を積むことができるはずです。同じことを長く継続することが美徳とされることもありますが、私はどちらかというと幅広い経験を積んだほうが豊かなアウトプットを生む土壌を作れるのではと考えています。優秀なコンサルタントやビジネスパーソンを目指すのであれば、狭い世界に閉じこもらず、どんどん外に出て積極的に新しいことにチャレンジしてほしいと思います。

外部にある異質なものから新しいインプットを得続けることは、オープンイノベーションにおいても重要です。多様性は新しいものを生み出す原動力となるからです。ローランド・ベルガーはオープンコンサルティングを標榜するファームとして、価値共創ネットワークという強力なインプットの塊を起点に、新しいイノベーション創出スタイルを確立したいと考えています。従来のコンサルタントのあり方に留まらず、新しいものをつくっていきたい方は、ぜひ当社の選考にお越しください。

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