【外コンBARふぁくろじ】コンサル選考対策ワード「クリティカルマス」を具体事例で分析

外コンBARふぁくろじ

 

就活中の東大生・ムツオがサマージョブ後に連れていかれたのは、外資コンサル出身のバーテンダー・リサが店主を務める“外コンBARふぁくろじ”。どこかで会ったことありませんか、そう尋ねるムツオに、彼女は今夜もささやく。「知ってた? 私は『クリティカルマス』が分からない男なんて、願い下げよ。」

 

第23夜:最高のタイミングで、理想的な高収益型ビジネスモデルを成功に導いた「株式会社インフォマート」が凄い

 

タイミング、って大事ですよね……

残念。昨日までにBARに来てくれれば、キャンペーン用の義理チョコのあまりがあったのに。

誰からも貰えなかったから拗ねてるわけじゃないんです! ただ、目の前にチョコを貰えるチャンスがあって、それを逃した唯一の原因がタイミングだったんだという事実がショックで。

Amazonが上場した1997年以降、同じ形式のBtoBプラットフォームビジネスを日本展開しようとした企業は飲食分野だけで300社(2000年)くらいあったんだけど……

その生死を分けたのも、「タイミング」ですか?

総合商社やVCがこぞって投資したものの、結局1998年2月にいち早く創業してた会社(三菱商事と三井物産が出資)が成功して、他の8割以上は閉鎖してしまった。

タイミングで既に勝負が決まってるなんて、切ないですね……

逆に言えば、プラットフォームビジネスはタイミングさえあえば成功率が高いビジネスモデルともいえるわ。

 

インフォマートが優良企業である3つの理由

  1. 市場が生まれる最高のタイミングで、いち早くプラットフォームビジネスを展開
  2. 良質なサービスを提供することで、新規顧客のうち4割が「紹介」という好循環
  3. 営業利益率37%の高収益体質、売上高は創業以来19期連続成長

 

このインフォマートって会社が、リサさんが言ってた成功者なんですね。

そう。あの子がデパ地下で買う義理チョコも、もしかしたらインフォマートのプラットフォーム上でデパートが買い付けたブランドかもしれないわよ。

1個ももらってない人に当てつけないでください!

 

市場が生まれる最高のタイミングで、いち早くプラットフォームビジネスを展開

 

インフォマートは、BtoB食品特化型のプラットフォームを運営してる……たとえば、チョコレート(食品卸業)とデパート(小売業)をマッチングさせるようなビジネスモデルですよね。

これまで日本は、全国に中小の卸売業者が乱立している状態だったから、新商品開発をする際はとにかく発注先の開拓が大変だった。

どこから食材を仕入れようか、まとめて比較・検討する潜在ニーズがあったってことか。

その上、インフォマートはサービスのすべてを自社開発して、当時ではめずらしくクラウドで安く提供していた。これが、海外製の高機能なサービスを輸入して売っていた競合に勝利できた要因のひとつね。

でも、普通なら高機能なサービスの方が生き残るんじゃないですか?

知ってた? 私は『クリティカルマス』が分からない男なんて、願い下げよ。

ええっ、そんなあ……僕に教えてください! きっと選考にも役立つと思うんです!

コンサル選考対策ワード

クリティカルマス

クリティカルマスとは、

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アレキサンダー
【今夜のカクテル】アレキサンダー
ブランデー、クレーム・ド・カカオに生クリームを加えシェイクしたカクテル。BARによっては、ほろ甘いナツメグをふりかけることもある。チョコレートケーキのようなこっくりとした味わいで、ナッツやトリュフなんかと一緒にのんびり飲むのが贅沢ね。

※本ページに記載している情報はFactLogicが独自にリサーチ、または各種メディアから収集したものであり、企業が公表している情報ではない場合があります。

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