このページでは、ベイン・アンド・カンパニーの面接の概要とその突破のための対策方法について解説していきます。
ベインでは、ジョブに参加するまでに面接が3-4回程度、ジョブ選考を通過した後に2回、の合計5-6回、面接が実施されます。
目次
概要
ベインの面接を選考ステップ別で解説します。
また、コロナ禍の影響もあり、近年のベインの選考フローに変動がありますので、21卒・22卒を中心に紹介します。
1次面接
2022卒
Hirevueを用いた録画面接という形で実施されました。
2021卒
オンライン面接の形で実施されました。
形式
2022卒
フェルミ推定問題の解題、志望動機
2021卒
フェルミ推定問題の解題
人数
学生:1人
試験官:1人
所要時間
約30分
実施場所
2022卒
オンライン
2021卒
東京オフィス
使用言語
日本語
2次-4次面接
2022卒
ジョブ参加までの面接はそれぞれ別日程で実施されました。
2021卒
ジョブ参加までの面接は1日で同形式にて実施されました。
形式
ケース面接
人数
学生:1人
試験官:1人
所要時間
約30分
実施場所
2022卒
オンライン
2021卒
東京オフィス
使用言語
日本語
5次,6次面接
ジョブ後の面接は1日で同形式にて実施されます。
形式
一般面接
人数
学生:1人
試験官:1人
所要時間
30分
実施場所
2022卒
オンライン
2021卒
東京オフィス
使用言語
日本語
過去出題例
1次面接
2022年卒
- 日本国内での矯正用コンタクトレンズの市場規模
- ハンバーガー屋の売上推定
2021年卒
- 日本で1日で利用されているビニール袋の数
- ボールペンの市場規模
- 電気自動車の売上
2020年卒
- iPhoneケースの市場規模
- ある居酒屋の売上推定
2次面接
2022年卒
- スマートフォンなどの表面に使われるカバーガラスの市場規模
- マッチングアプリの市場規模とその市場の5年後
2021年卒
- 飲食メーカーの売上と、ある企業がシェアを落としている原因・その改善策
- BtoBヘアケア用品の市場規模と、ある企業ががシェアを落としている原因・その改善策
2020年卒
- BtoBヘアケア用品の市場規模と、ある企業ががシェアを落としている原因・その改善策
3次,4次面接
2022年卒
- 1台のエレベーターが生涯稼ぐ売上
- 新型コロナウイルス感染拡大によって最も打撃を受けた業界と、その業界の業績改善策
2021年卒
- 旅行会社の市場規模と、ある旅行会社の今後の戦略
- 家電量販店の市場規模低迷の原因と、その状況下における家電量販店の今後の戦略
2020年卒
- 家電量販店の市場規模低迷の原因と、その状況下における家電量販店の今後の戦略
- 海外シェアに比べ日本国内シェアが伸び悩む外資系製薬会社の日本国内での戦略
- BtoBペットフードメーカーの特定分野におけるシェア獲得戦略
5次,6次面接
- ジョブの感想
- 就職活動の軸
- コンサル、ベインの志望動機
- 将来のキャリア
- 印象に残った社員
- 上記質問に対する深掘り
詳細
1次-4次面接
22卒の1次面接は録画面接であったため、学生1人で与えられたお題に対して回答する形でしたが、それを除くと各面接は、社員1人に対し学生1人の個別面接の形式で行われます。
初めに簡単に自己紹介をした後、すぐにケース面接が始まります。お題は複数パターンあり、人によって異なります。結果はその場で伝えられ、通過した場合には控室に戻り次の面接を待つことになります。人によって面接の回数は異なりますが、ジョブに参加できる人は3-4回が多いようです。
ケース面接では、他の切り口を繰り返し聞かれるので、練習を積むことが必要になります。また、3次、4次面接では志望動機を簡単に聞かれる場合もあるので、準備しておきましょう。
5次,6次面接
パートナー1人に対し学生1人の個別面接の形式で、連続して2回行われます。どちらの面接も最初の20分程度で志望動機などを聞かれ、その後は逆質問の時間が設けられます。結果は、その場でオファーレターが渡され伝えられるようです。
穏やかな雰囲気であるものの、深掘りが繰り返し行われるので、しっかりと準備をして望みましょう。
対策方法
ベインの面接では、ケース面接対策をしていくことがもっとも重要です。また、ケース面接の入りとしてフェルミ推定が多くの場合問われるため、フェルミ推定が苦手もしくは触れたことがない方は、対策していく必要があります。具体的な対策方法については、ケース問題対策記事や、フェルミ推定対策記事をご覧ください。
FatLogicではマッキンゼーの過去問を紹介しています。以下よりご確認ください。
>ケース問題集ベイン・アンド・カンパニー編 vol.1
また、面接官とのコミュニケーションにおいては、非言語的なスキルや、自分でも気づいていないような癖やマナー違反などを意識する必要があります。頭の中で練習するだけでなく、なるべく実践に近い形で練習も重ねることが望ましいです。