A:本当ですが、それにはちゃんと理由があります
もちろん、365日激務が続くというわけではなく、自分が担当している仕事の状況によって忙しさは大きく変わります。コンサルタントの仕事というのは、基本的にはあるプロジェクトの一員となって行う形式を取ります。たとえば、A社の新商品開発の事業に対してコンサルティングを行うという仕事がコンサルティングファームに受注された場合、その仕事(受注した1つの仕事をプロジェクトと呼びます)を何人で行い、誰が担当するかということがまず決定されます。優秀なコンサルタントであれば、さまざまなプロジェクトに参加するよう求められる人気者になります。そして、そのプロジェクトを何人で行い、何月何日までに成果物を作成してクライアントに報告しなければならないという期限を設定した後に、プロジェクトがスタートします。
コンサルタントが激務になるか否かは、プロジェクトが順調に進むか否かにかかっていると言ってもよいでしょう。プロジェクトが順調に進めば、予定よりも早く仕事が終わり、ゆっくりとした生活を送ることも出来ます。一方で、プロジェクトがなかなか進まず、終わりが見えないという状況に陥ってしまうと、毎日3時間しか寝られないという生活を余儀なくされることもあります。
また、コンサルティング業務は非常に単価の高い仕事であるため、クライアント側はコンサルティングファームに多額の報酬を支払ってコンサルティングを依頼しています。高いお金を払ったにもかかわらず、提案された戦略が粗末なものであればクライアントの期待を大きく裏切ることになってしまいます。コンサルタントとは高いプロ意識を持ったプロ集団であるため、できる限りクオリティの高い成果物をクライアントに提示したいと考えます。それにより、少しでもいいものを作ろうとして労働時間が長くなってしまうというケースも珍しくありません。
まとめると、コンサルタントはその仕事の形態上激務になりがちです。しかし、その仕事を通して高いプロ意識を養い、自身のスキルも高めることのできる魅力的な職業だといえます。もちろん、他の職業に比べて新卒の給料がかなり高いというのも魅力の1つです!
Q&A一覧はこちら>【Q&A集】コンサル就活の小さな疑問、お答えします。
※本ページに記載している情報はFactLogicが独自にリサーチ、または各種メディアから収集したものであり、企業が公表している情報ではない場合があります。