このページでは、日本アイ・ビー・エム(IBM)のグループディスカッション(以下、GD)の概要とその突破のための対策方法について解説していきます。
目次
概要
人数
学生:6-8人
試験官:2人
所要時間
1時間半
実施場所
企業オフィス
テーマ例
2021年卒
「ITを用いて架空の小学校の読書率を上げるための提案をしてください」
「ITを用いて塾の経営課題を解決する施策の提案をしてください」
「ミツバチ書店の課題を解決するテクノロジーを用いた提案をしてください」
2020年卒
「学習塾の新しい学習プログラムを提案してください」
「ITを用いて架空の小学校の読書率を上げるための提案をしてください」
「オンライン学習塾の経営改善のための施策を提案してください」
2019年卒
「某ハンバーガーチェーン店の業績をワトソンなどを用いて向上させてください」
「『IBM BlueHubのベンチャー企業』と『IBM』と『ハンバーガーチェーン』の3社でコラボして、ハンバーガーチェーンのクライアントの売上向上策を立案せよ」
「ITコンサルタントとして学校向けに教育水準向上のための提案をしてください」
詳細
GDの時間は30分。初めの数分間で配布される資料の読み込みを行う。その後、25分程度で資料内の情報をもとに自由に議論を進める形式。最後の2分程度での発表が求められるためタイムキープをしっかりと行い、グループとして成果を上げることを意識しましょう。その後、残りの30分間で社員からGDに対する質問とフィードバックがあります。質問内容は、なぜそのように考えたのか、このような見方はしなかったのか、といった掘り下げるものから、市場規模を推定するようなフェルミ推定を使うものまで多岐にわたります。その後、15分でグループディスカッションの内容と評価についての筆記試験を行い、最後は15分の逆質問の時間が設けられています。
対策方法
コンサルティングファームにおけるGDでの評価ポイントは、
「思考力」と「コミュニケーション力」であると言えます。
また、この二つの能力をより詳細に表現するのであれば、以下のようになります。
「思考力」
- 論理性:論理的な思考ができているか
- 現実性:リアリティのある思考であるか
「コミュニケーション力」
- 積極性:積極的な発言ができているか
- 協議性:他者の意見に傾聴し、議論に取り入れる事ができるか
以上の能力を前提としてGDにおいては、
- タイムスケジュールを作る
- 前提をすり合わせる
- 役割を意識する
- 議論を盛り上げる
の4つが選考突破の原則と言えます。
これらの能力や4原則についてのより詳細な説明は【4つの原則】コンサルのグループディスカッション対策法をご確認ください。また、GD対策をする上で必要な情報がグループディスカッション対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
選考フロー
それぞれの選考段階における対策は個別記事をご覧ください。
※上のボックスがリンクになっております。
※本ページに記載している情報はFactLogicが独自にリサーチ、または各種メディアから収集したものであり、企業が公表している情報ではない場合があります。