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今、グローバル人材へと成長したい人が 選ぶべき道は、外資系企業だけなのか
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Q. コンサル会社に就職すれば成長できますか?

A. 成長できるかはあなた次第ですが、成長できるチャンスは多くあります。 20代の若いうちから成長したい!と考えて、コンサル会社への就職を希望する学生は多いと思います。しかし、コンサル会社に入社したからといって無条件に成長できるというわけではありません。あくまでコンサル会社には、大きく成長出来るための「チャンス」が多く存在しており、それを活かすも殺すも貴方次第であると言えます。 そもそも、なぜコンサル会社で働くと大きく成長できるのでしょうか?一言で言えば、「新卒の仕事の裁量が大きく、結果を厳しく求められる環境だから」といえるでしょう。会社によって詳細は異なりますが、新人コンサルタントは社内での研修を終えると、会社が抱えているプロジェクトに配属され働き始めます。どのプロジェクトに配属されるかは上司が決定します。配属されたプロジェクトにおいて、新人コンサルタントは多くの場合データの収集を行うアナリストとしての仕事を行います。プロジェクト内では当然ながら一番の下っ端ですが、アナリストが集めたデータを基にしてプロジェクトを進めていくので重要な仕事になります。また、上司からの指示を常に得られるような仕事ではなく、自分の頭で考えて、仕事のスケジュールや進め方を決めなければなりません。仕事内容も簡単ではないうえに量も多く、厳しい期日が設けられているため必然的に仕事量は多くなります。つまり、指示待ちではなく、常に自分の頭で考えながら仕事を進めることが新人の段階から求められる環境だということです。 また、仕事で結果を出せない日々が続くとその新人は使えないと判断され、次第にどのプロジェクトにも配属されなくなっていき、行く行くはクビとなってしまいます。このような徹底した「Up or Out(成長せよ、さもなくば去れ)」の雰囲気は近年では緩和されてきてはいるものの、他の日系企業と比べると結果を厳しく追求されます。このような、結果を出さなければならないというプレッシャーが高いプロ意識を育てることになり、非常に早いスピードで新入社員は成長していきます。   まとめると、コンサル会社は仕事の裁量が広いうえに高いプロ意識を要求されるため、仕事に真摯に向きあえば飛躍的な成長を遂げられる環境だと言えます。

Q. コンサルに必要な能力ってなんですか?

A. 新卒に求められる能力と限定すれば、大きく3つあります。 新卒のコンサルタントに必要な能力とは、言い換えれば「新卒採用をする際に面接官が見ている点」だと言えます。「コイツはコンサルタントとして上手くやっていけそうだな」と判断したからこそ、面接官はその学生に内定を出すのです。 選考ではグループディスカッションやケース面接が課されますが、その中で見られているポイントはいくつかあります。 (グループディスカッションやケース面接の対策は、セミナーなどで場数を踏むことが最も有効です。内定者が勧める無料のグループディスカッション対策セミナーや、ロジカルシンキングのトレーニングセミナーを体験しておくと、余裕を持って選考本番に臨めます。)   では、具体的にはどのポイントを見ているのでしょうか?ある面接官は、 (1)学習意欲の高さ (2)素直さ、謙虚さ、吸収力といった人間的伸びしろ (3)自分の頭で考える能力 の3つを見ているといいます。(1)と(3)については『Q:どんな人がコンサルタントに向いていますか?』でも触れているので参考にしてくださいね。以下、具体的に見ていきましょう。   (1)学習意欲の高さ コンサルタントは様々な業界、分野の企業をクライアントとします。クライアントからしてみれば、自分の経営を助けてくれると思ったからコンサルタントに依頼をしているのです。それなのに、コンサルタントが「勉強不足なので、この業界についてはあまり詳しくないんですよね…」などと言うわけにはいかないですよね。コンサルタントは自分の知らない業界でのプロジェクトに配属された場合、必死になってその業界の情報をインプットします。インプットの方法は、本を読んだり詳しい人に聞いたりなど様々ですが、やることは結局「新しいことを学ぶ」というものです。コンサルタントは常に新しい知識をインプットすることを要求される仕事である以上、学習意欲や知的好奇心が高い人間でなければなりません。面接の中で、様々なことへの興味や新しいことへのアンテナを高く張っていることをアピール出来ると高評価に繋がるでしょう。   (2)素直さ、謙虚さ、吸収力といった人間的伸びしろ ざっくり言うと、新卒に求めてられているのは、速いスピードで大きく成長する能力です。そのために必須なのが、素直さや謙虚さ、吸収力といった「成長スピード」に関わる要素です。(1)で学習意欲の高い人間は高評価であると述べましたが、いくら学習意欲が高くても効率的に学習出来る人間である必要があります。長い時間をかければ誰でもある程度成長できますが、コンサルタントは多忙な仕事です。1つの知識を習得するのに長い時間がかかってしまうと、コンサルタントとして多くの仕事をこなしていくのは難しいでしょう。 まとめると、速いスピードで成長するには、「人のアドバイスを受け入れる素直さ」や、「自分はまだ半人前であり成長途中であるという謙虚さ」、「手に入れた情報を自分のものとしてすぐに使いこなせる吸収力」といった要素が重要だということになります。   (3)自分の頭で考える能力 これについては、コンサルタントになる以上当然に要求される能力です。具体的に「自分の頭で考える」ということが何を指すのかは人によって異なり、絶対的な答えは無いと思いますが、ここではあえて1つの答えを述べたいと思います(筆者の私見です)。 自分の頭で考えるとは、「そもそもの目的から考える」ということではないでしょうか。たとえば、ロジカルシンキングについて考えてみましょう。コンサル就活生であれば、ロジカルシンキングについて少なからず関心があるでしょうし、習得したいスキルだと考えているでしょう。ではお聞きしたいのですが、そもそも、なぜロジカルシンキングを皆さんは習得したいのでしょうか?そもそも、なぜ論理的に考えることが必要なのでしょうか?つまり、「ロジカルシンキングを学ぶ目的は何ですか?」という問いを私はしています。 このように、そもそもの目的から考えていくと、当たり前の真実だとしてこれまで受け入れていた多くの物事を疑うクセが付きます。これを日々の生活で実践していくと、「そもそも何が目的なんだっけ?」という思考に慣れていき、自分なりに仮説を立てたり、他人の発言の論理的破綻に気付けるようになります。この状態になれば、「自分の頭で考える」ことがある程度できていると言えるのではないでしょうか?   まとめ   以上をまとめると、(1)学習意欲の高さ (2)素直さ、謙虚さ、吸収力といった人間的伸びしろ (3)自分の頭で考える能力 の3つの能力が求められており、これらを面接官はチェックしているということになります。どれも非常に重要な能力であり、訓練可能なものです。また、コンサルタントに限らず優秀なビジネスマンに求められる能力であるため、一流ビジネスマンを目指す人には必須のスキルであると言えます。

Q. ロジカルシンキングが出来れば選考を突破できますか?

A. ロジカルシンキングは選考突破のために必要な能力ですが、それだけでは足りません。 コンサル就活の対策が進んでくると、論理的にケースを分析することにこだわったり、MECEやフレームワークといった言葉を使うようになっていきます。確かに、物事を論理的に分析する能力は大切なのですが、論理的思考すなわちロジカルシンキングが出来ればそれで良いというわけではありません。むしろ、論理的に考えることにこだわるあまり、柔軟な発想が妨げられたり、現実味のない結論が導かれることがケース面接で多発しているとの声が、現役の人事の方から寄せられています。 書店に行けば、いまやロジカルシンキングについて書かれた本は多くありますし、ロジカルシンキングは訓練すれば身につけられる能力です。「ロジカルに考えられる俺ってイケてる!」と考えるのは、コンサル就活においては危険でしょう。他の業界での就活においては、確かに論理的に思考をして議論を進められる人は珍しい存在かもしれません。しかし、コンサル就活においては、論理的思考が出来る人が多く集まる傾向にあるので、論理的思考力が大きな強みになるとは考えにくいです。言ってしまえば、論理的に考える能力は、コンサル就活生に求められる最低限の能力と考えるべきです。 ロジカルに考えて結論を出せば良いというわけではない…では、どんな能力が他にも求められるのでしょうか?まず思い浮かぶのが、「発想力」です。クリエイティブな思考というのはどの業界でも求められる能力であり、論理的思考力と独創的発想力を兼ね備えている人が理想です。しかし、発想力というのは鍛えようと思ってもなかなか鍛えられるものではありません。ここを鍛えようとしても、恐らく迷宮入りしてしまうので手を出さない方がよいでしょう。 そこで、選考の内容に立ち返って考えてみましょう。選考は主にグループワークと個人ワークの二種類があり、その双方に論理的思考力が要求されます。では、グループワークで要求される能力は何でしょうか?そう、明るく話すコミュニケーション能力だったり、議論を促進するよう周りに働きかけるファシリテーターとしての能力だったりと、人との議論を活発化させるような能力がグループワークでは求められるのです。考えてみれば、これはコンサルタントになった後も要求される能力です。なぜならコンサルタントは単独でプロジェクトに取り組むのではなく、複数人でチームを組んで仕事をするからです。優れたコンサルタントは「人間力」があると、現在のA.T.カーニー日本代表の方も主張しており、人を動かす能力は強く求められているでしょう。 個人ワークもコンサルタントとの面接形式で行うため、コンサルタントから必要な情報を引き出したり、自分の意見に対するツッコミに上手く対処したりと、コミュニケーション能力が同様に求められます。こういった能力があれば、自分の意見や主張を的確に伝えられ、相手を納得させられるでしょう。納得というのは非常に大切で、結局のところコンサルタントが行うのはクライアントに提案をしてその提案内容を納得してもらうという作業です。クライアントが満足し、納得してくれなければ、その仕事は失敗だったということになります。   まとめると、コンサルタントに求められる能力はロジカルシンキングだけではなく、むしろ人とのコミュニケーションを活発にし、相手を納得させることができる能力も重要だということになります。もちろん、他にも、マーケティング能力などの専門性の高い能力は重要ではあると思いますが、新卒採用は知識量よりもポテンシャルを見ているため、自分の頭で考える能力やコミュニケーション能力などの「基礎的能力」を重要視していると考えてよいでしょう。

Q. コンサルでおすすめのインターンを教えてほしい!

A. 何を目的としてインターンに参加するかによります。 何を目的とするかは人によって異なるでしょうが、ここでは(1)コンサルという仕事について知るため(2)ある特定の企業について詳しく知るため(3)選考対策として場数を踏むため(4)選考の一環(ジョブ)としてインターンが課されているから、の4つに分けて考えてみたいと思います。   (1)コンサルという仕事について知るため コンサルタントという職業はその性質上、その実態を知ることが難しいです。コンサルタントには仕事上の守秘義務があるため、具体的な仕事内容を外部にペラペラ喋ることを禁じられています。そのため、「コンサルタントの仕事内容について詳しく知りたい!」と思っても、なかなかそのような機会はありません。しかし、仕事内容についての理解がないままコンサル業界を志望したとしてもモチベーションが保てないでしょうし、志望動機を書くのにも苦労します。 そこで、コンサルタントの仕事内容やその魅力について知るためにインターンを活用することをおすすめします。この目的に沿うインターンとしては、アビームコンサルティング株式会社のインターンシップが良いでしょう。アビームのインターンは毎年参加学生からの満足度が非常に高く、2014年度 5Daysインターンシップ(夏季・冬季・春季)の参加人数は74名でしたが、74名全員が「満足した」「大変満足した」と回答しています。参加者の声も、「コンサルタントの魅力に気づけた」「リアルなコンサルタントの姿を知ることが出来た」といったものが多く、学生目線に立ったインターンとなっています。インターンの詳しい内容はアビームのHPを見ることを勧めますが、5日間にわたるグループワークを行い、なんと5日間ずっと社員の方が一人ずつ各グループに付きっきりになります。コンサルタントの仕事内容について理解を深めるにはもってこいのインターンだといえるでしょう。   (2)ある特定の企業について詳しく知るため この目的でインターンに臨むということは、すでにインターンに行きたい会社があるということでしょう。本来的なインターンの使い方ですが、インターンに行く際に意識しておきたいことを少しだけ述べます。 インターンは、インターン先の会社のオフィスで行うことが多いため、実際にオフィスで働く社員の姿を見ることが出来ます。どんな雰囲気で働いているのかをリアルに見ることで、その会社の労働環境を少しですが知ることが出来るでしょう。また、社員の方と話を出来る機会でもあるため、積極的に自分の存在をアピールすれば、顔と名前を覚えてもらえることもあるでしょう。自分の売り込みを目的とせずとも、コンサルタントの方と近い距離で話せる貴重なチャンスなので、前もって聞きたいことをリストアップしてからインターンに望むことをオススメします。   (3)選考対策として場数を踏むため この目的でインターンに行くということは、インターンの選考会に数多く参加して場数を踏むために行くということと同じでしょう。特にどの企業のインターン選考会に行けというより、とにかく片っ端から受験をするのが良いでしょう。 他の記事でも書きましたが(『コンサル志望ですが、ベンチャー企業のインターンに参加すべきですか?』)、この目的で多くのインターンの選考を受けることをオススメします。「俺はA社とB社にしか興味が無いから、他のコンサル会社のインターンは受けなくていいか」とは考えないほうが良いです。理由は、そもそもコンサルのインターンは狭き門であり、5社から10社受けても全部落ちる、なんてことは珍しくありません。本命の会社があることはもちろん良いことですが、その会社を受ける前に十分に場数を踏んでおきましょう。   (4)選考の一環(ジョブ)としてインターンが課されているから これは、もはやインターンというより本選考ですね。ここでの選考で勝ち抜くためには、やはり多くの実戦経験を積むことが必要になります。大手外資コンサル複数社から内定を得た人も言っていましたが、とにかく実戦の場で訓練を積むことが一番実力アップになるとのことです。 上記と同じですが、場数を踏んでおき、選考としてのインターンでも活躍出来るようにしましょう。   まとめると、コンサルタントの仕事内容について深く知りたいのであれば、アビームのインターンが特にオススメですが、基本的にはインターンの段階で受ける企業を絞らずドンドン選考を受けましょう。

Q. コンサル就職で必要だったり有利になる資格は何ですか?

A. 新卒では資格は求められません。ただ、英語力を証明するものがあると良いです。 就職活動においてつきものの疑問ですが、基本的に新卒には資格は求められることはありません。ハッキリ言って、ポテンシャルを評価して採用を行っています。就職活動のために資格試験の勉強に時間を費やすよりは、留学をしたり好きな研究をしたり長期インターンをしたりなど、学生生活の充実を図ることをおすすめします。インターン選考会や本選考の場に行けば分かりますが、大手コンサルの選考に進む人は、普通の人にはない面白い経験をしていることが多々あります。 ただ、英語に関しては己の実力を証明できるものを取得しておくとよいでしょう。英語の試験というとTOEICが2015年現在においては主流ですが、TOEICはリーディングとリスニングの能力しか図れないので、TOEFLを受けましょう。留学を考えたり、コンサルや他の外資系企業への就職を考えているならば、TOEFLで高得点を取ることは役に立ちます。コンサル会社や投資銀行の面接では、英語での一般面接が行われることもあります。一夜漬けで対策できる種類の試験ではないため、早めの対策が肝心です。

Q. コンサルファームごとに特徴はありますか?

A. 一見するとわかりにくいですが、会社ごとに特徴はあります。 おそらく、どのコンサルティングファームを志望しようかを決める際に、最も悩むのが「コンサルティングファームごとの違いが分からない!」ということでしょう。各コンサルティングファームの特徴については、当サイトの【有名企業一覧】のページをまずは見てみましょう。各コンサルティングファームの公式ホームページもチェックしたほうが良いですが、就活生向けに分かりやすく書かれているとはいえないページがほとんどです。コンサルティングファームごとの特長を自分で調べようとしても難しいので、当サイトなどを活用して情報収集をしておきましょう。ここを怠ると、ESや一般面接で苦労しますし、自分には合わないコンサルティングファームに就職してしまう恐れもあります。 そもそも、なぜコンサルティングファームはその違いがわかりにくいのでしょうか?主な理由は2つあります ■守秘義務があるから コンサルティングファームの公式ホームページを見てみると分かりますが、彼らが行った仕事内容を紹介するページには、具体的な企業名が出てくることはまずありません。これは、コンサルタントには非常に厳しい守秘義務が課されているからです。なぜ守秘義務がコンサルタントに課されるかの理由は、経営コンサルティングを依頼する企業側の立場に立ってみれば分かります。 仮にコンサルタントが社会全体に向かって、「A社さんとこは既存事業が失敗していたんですよー。その原因は、実は新商品の開発が上手くいってなくて、競合他社にシェアを奪われていたからなんです。だから私達コンサルタントは競合であるY社やZ社の製品を分析して、それらに勝てるような製品開発をA社の社長に提案したんですよ。具体的な戦略としてはですね・・・」などと公言したらどうなるでしょうか?A社の戦略は競合他社に漏れてしまい、対策を他社に取られてしまう危険がありますよね。また、経営コンサルタントを企業が雇うということは、経営に何かしらの問題が発生しているということですから、その実態が外部に発覚してしまうと、「あの会社は危ない」ということになって株価に影響が出てしまいます。他にも理由はありますが、こういった理由で守秘義務がコンサルタントには課されているため、なかなかその仕事の実態が見えてこないのです。具体的な仕事内容が見えてこない以上、各ファームごとの違いを認識するのも難しくなってしまいます。   ■属人的な仕事であるから ファームごとの違いが見えにくいもう1つの大きな理由としては、コンサルティング業務はその業務を行うコンサルタント個人の能力に依存している部分が大きい、というものが挙げられます。コンサルティングとは、言ってしまえばコンサルタントの頭脳によって行う高度な知的労働です。高度な機械や豊富なデータベースがあっても素人にはコンサルティング業務は出来ませんし、コンサルティングのマニュアルなんてものは無いに等しいです。経営理論の本を読むだけで経営を改善できるのであれば、赤字の企業なんてものはこの世から消え失せるでしょう。 そう、コンサルティング業務とは、優れた頭脳を持った人が多くの経験を積むことで初めて可能になる、極めて難度の高い職人仕事なのです。したがって、コンサルタントによって仕事の進め方や思考方法も異なりますし、生み出す成果も大きく変わります。同じ会社に所属してはいるものの、全く同じやり方でコンサルティングをしているというわけではないのです。そうすると、「あのコンサルティングファームはいつもああいう仕事をする」とか、「あそこのファームの仕事には、こういった特色が常に表れる」とかいった特徴付けをすることは難しいことが分かります。 では、コンサルティングファームごとの特徴はどんな点に存在するのでしょうか?いくつか着眼点はありますが、「そのファームが持っている資産」や「伝統的に得意としている業界」などに着目するのが良いでしょう。ファームによっては「製造業が伝統的に強い(ADL)」とか、「医薬品業界への営業に圧倒的強みを持つ(ZSアソシエイツ)」などの特徴があります。

Q. コンサルタントって性格が悪いイメージがあるんだけど…

A. そんなことはありません(笑)むしろコンサルタントには「人間力」が求められます。 コンサルタントというと、冷徹で血も涙もない、カネに群がるビジネスマンというイメージがあるかもしれません(言い過ぎでしょうか…)。こういったイメージがあるのは、具体的なコンサルタント像が描けていないのが原因だと思います。実際のコンサルタントの仕事について知れば、そんな恐ろしい誤解も解けるのではないでしょうか。   ■現場の人間と共に涙を流すコンサルタント 経営コンサルタントの仕事は全社戦略や組織改革などいくつかありますが、その中に「企業再生」というものがあります。企業再生とは、ほとんど破綻状態にある企業をなんとか立ち直らせることだとイメージしてください。そのままだと完全に経営破綻してしまい、会社を消滅させることを選択しなければならないほど追い込まれた企業に対して、再生のためのコンサルティングを行うのが企業再生コンサルティングです。 あるコンサルティング会社の事例を紹介しましょう。某企業X社から企業再生を依頼されたコンサル会社Aは、調査の結果、企業を消滅させずに(法人格を残したまま)なんとか存続させるためには、大規模なリストラをしなければならないという結論に至りました。事業を縮小しリストラを行うということは、多くの社員が職を失うことを意味しています。担当のコンサルタントにとっても楽しい仕事ではなく、現場の職員のもとに自ら出向いてリストラを説明し、涙ながらに職員たちと話し合いを行いました。彼らに厳しい再生案を納得してもらうためには、真摯に再生内容や企業の窮状について語らなければなりません。その仕事をこなせるのは他人のために泣き、他人のために怒れる心をもった人間だけでしょう。仮にこのコンサルタントが、人の痛みを理解できない冷徹な人間であれば、現場の理解も得られず再生案も実行できなかったでしょう。   ■論理や分析よりも大切なこと コンサルタントが冷徹であるというイメージの原因として、「論理的」であることも挙げられるかもしれません。もちろん、論理的であることはビジネスにおいて非常に重要ですし、コンサルタントを目指すには必ず身につけなければならないスキルの1つです。しかし、論理的であるあまり、感情を無視して理屈のみで物事を語る人も確かに存在します。論理的で理屈が通っている「正論」を並べ立て、相手の感情を無視する人というのは、コンサルタントに限らず他の職業の人間にも見受けられます。 では、コンサルタントの多くがそういった感情を無視した理屈人間なのでしょうか?答えは「NO」です。むしろ、そのようなコンサルタントは「無能」の烙印を押されても仕方がありません。なぜなら、コンサルタントの仕事とは正論をただ相手にぶつければよいというわけではく、自分たちの提案をクライアントである相手方に「納得」してもらう必要があるからです。相手の立場に立ち、相手の感情を推し量ったうえで、論理的な分析に基づいたコンサルティングを行う人こそ、優秀なコンサルタントだと言えます。 A.T.カーニーの日本代表を務める岸田雅裕さんは、論理や分析に長けているだけではクライアントからの信頼を得られるコンサルタントにはなれないと主張しており、人間力の大切さを強調します。著書の『コンサルティングの極意: 論理や分析を超える「10の力」』は、コンサルタントが本当に大切にしければならないことを岸田さんの体験談も交えて書かれた本であり、読んでみるとコンサルタントへのイメージが変わるはずです。   まとめると、コンサルタントは相手を納得させることが求められる職業であり、人間的にも優れていなければなりません。コンサルタントの中には確かに性格が悪い人もいるでしょうが、それは他の職業でも同じことですし、そういったコンサルタントは評価されないので姿を消していくでしょう。

Q. コンサルって商社よりも給料が高いの?

A. コンサルの方が少し高いといえます 給料の高さを年収の高さと言い換えると、コンサルの方が少し高いと言えるでしょう。 以下、1年目(23歳)と7年目(30歳)、そしてその後の年収を比較してみましょう。   ■1年目(23歳) コンサル(アナリスト):400万~600万 商社:400~500万 コンサルの初任給はファームによっても異なりますが、概ね400~600万となります。コンサル会社の多くは役職によって給料が異なり、新卒は「アナリスト」という役職からスタートします。このアナリストの給料が、400~600万なのです。たとえば日系のコンサルティングファームであるドリームインキュベータは、大学卒に550万、大学院卒に570万円の初任給を与えています(※会社業績により決算賞与あり)。ベイン・アンド・カンパニーやマッキンゼー、A.T.カーニーなどの大手外資コンサルも500~600万円で推移しています。労働時間が長くなった場合、700万円を超えることもあるといいます。   一方、商社の初任給は400~500万円です。三菱商事の新卒は1年目で480万円と言われており、他の業界と比べるとやはり商社は高給だといえます。コンサルと比べると50~100万円ほど安いですが、福利厚生や解雇リスクの少なさも考えないとフェアではありません。この時点では、商社もコンサルも差はほとんどないと言ってよいでしょう。   ■7年目(30歳) コンサル(コンサルタント):700~1500万 商社:1000万 コンサルは、前述の通り役職で給料が決まることが多いです。新卒のアナリストは2~4年目で昇進し、「コンサルタント」という役職に就きます。このコンサルタントの給料ですが、ファームによっても異なりますし、戦略系かそうでないかによっても異なります。戦略系だと1500万くらいの給料になり、これは商社17年目の人と同じ年収となります。もちろん全員がそうなれるわけではありませんが、入社して10年も経たないうちに商社17年目と同程度の給料がもらえるとなると、コンサルの給料がかなり高いことが分かります。 また、コンサルタントに昇進してから平均3~4年ほどで「マネジャー」という役職に昇進します。9割ほどの人がアナリストからコンサルタントに昇進するのに対して、マネジャーに昇進するのは少し難しくなります。マネジャーの年収は戦略コンサルであれば1500万~2000万であり、それ以外の総合系コンサルなどであっても1000万~1500万もの年収となります。仮に入社3年目でコンサルタントに昇進し、7年目でマネジャーに昇進すると考えると、7年目で少なくとも1000万円を超える年収となります。戦略コンサルであれば1500万円以上ですから、商社の人より10年早く年収1500万に到達することになります。   商社も7年目には1000万円ほどの年収となり、そこまでコンサルと差があるわけではないことが分かります。コンサルのように、マネジャーに昇格すれば1500万円!というようなことは考えにくいですが、それでも安定して高収入を実現できるでしょう。また、先程も述べましたが、日系商社はコンサルとくらべて解雇リスクは低いですし、福利厚生の充実も考慮しなければなりません。マネジャーと比べると数百万ほど年収が落ちるかもしれませんが、単純な額面のみで判断するのはオススメしません。   ■その後 さて、その後の給料比較ですが、ハッキリ言って出来ません(笑) 商社は17年目(40歳)で1500万円に到達しますが、部長級に出世すると(同期のうち2%ほどしかなれませんが)2000万円を超えます。そして、同期から1人出るか出ないかのレベルですが、役員になれれば5000万円以上の年収となります。とはいえ、大多数は部長になれませんから、1500万円が上限だと考えたほうが良いでしょう。 コンサルも、マネジャーになるのは現実的な未来であるため、30歳になるころには1000~1500万円の年収に到達するでしょう。しかし、マネジャーの上の役職である「パートナー(共同経営者)」になるのは難しく、誰でもなれるわけではありません。パートナーの年収ですが、だいたい3000万~数億円となっており、もはや推測は難しいといえます。   まとめると、商社もコンサルも入社7年目で1000万円に到達しますが、その後どれだけ稼げるかは自分次第だということになります。コンサルを選ぶか商社を選ぶかは、仕事内容や今後の市場の動向、自分のキャリアプランなど、給与以外の面で判断したほうが良いといえそうです。

Q. コンサルとマーケティングとの違いはなんですか?

A. コンサルティングはクライアントが抱える課題を発見して解決することであり、課題解決の手段の1つとしてマーケティングがあるという関係です。 ただし、この問に対する絶対的に正しい答えはありません。上のAnswerも、あくまで1つの見解だと考えるとよいでしょう。 コンサルティングについての説明は、『そもそも「コンサルティング」って何ですか?』という記事を見ることをオススメしますが、簡単に説明すると「クライアントが抱える課題を発見して、解決案を提示すること」だといえます。それに対してマーケティングとはいったい何でしょうか?マーケティングとは、「企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。」という定義が日本マーケティング協会によりなされていますが、難しくてちょっと良くわからないですよね。簡単に言うと、マーケティングとは「顧客に価値を提供して対価を得るための戦略」だと言えます。 イメージとしては、「我が社はこの製品Xを売りたいと考えている!しかし、いったいどうすれば売れるだろうか?」という問いに対して「こうすれば売れますよ!」という回答を得られるのがマーケティングです。 一方でコンサルティングは、上の問いに対して「こうすれば売れますよ!」という回答をすることもありますが、「そもそも製品Xって作る必要がありますか?何のために製品Xを作ろうとしているのですか?」といった、製品Xをそもそも売るべきか否かにまでゼロベースで考えます。マーケティングが「何をどうやって売るか?」を扱っており、コンサルティングは「そもそもそれを売る必要はありますか?何のために売ろうとしているのですか?」までも扱っているイメージです。コンサルティングの結果、クライアント企業自身では知り得なかった真の課題に気づき、その課題をどうやって解決しようかを考える段階で、「マーケティングを行おう」「人事異動を行おう」「そもそもこの事業を廃止しよう」などといった手法が提案されます。 ケース問題やグループディスカッションの際に、マーケティングの知識をいきなり使い出す学生がいますが、まずはクライアントが抱えている真の問題を解き明かすところから始めるのがコンサルタントなのです。

Q. この一冊から!というコンサルの入門書を教えて!

A. 『コンサルティングの基本』(神川 貴実彦)という本がおすすめです。しかし… この本に限らずほとんどのコンサル入門書は、全くの予備知識ゼロの人間が読んでもなかなか内容を理解できないでしょう。書籍は確かに情報収集のための優れたツールではありますが、書籍の限界というものも存在します。 それでもこの『コンサルティングの基本』を勧める理由は、コンサル就活で求められる最低限の知識を幅広く記載しているからです。コンサルティング会社の組織構造や扱う業界、コンサルティング会社の分類などが記載されており、コンサルティング業界について調べる際に手元に置いておくと非常に便利な一冊です。簡単にいえば、「広く浅く」コンサルティング会社の解説を行っているため、情報収集の第一歩目として活用出来る本です。 とはいえ、コンサルティング会社や業界についての知識が全く無い状態で本書を読み進めても、恐らくほとんど中身が頭に入ってこないはずです。この記事の筆者もコンサルティング業界に興味を持ち始めた頃に本書を読んでみましたが、50ページほど読んで挫折した経験があります(笑)。本書は広く浅くコンサルティング業界を解説しようとしているため、1つのテーマに対して深く突っ込んだ理解をするために使うのには向いていません。 本書のおすすめの使い方としては、「とりあえず本書の目次を見てみて、自分が気になったり分からなかったりしたテーマが書かれているページをまず読んでみる。そのあと、そのテーマを解説している本サイト(Fact Logic)などの情報サイトでより詳しい解説を読む」というものが考えられます。本だけで情報収集を完結させる必要は無いので、うまく情報サイトと組み合わせて使っていきましょう。