【保存版】コンサルファームのエントリーシート(ES)対策まとめ

【保存版】コンサルファームで頻出の5つのES設問タイプと対策

このページでは「エントリーシート(ES)」の書き方を戦略コンサルの選考をくぐり抜けた就活生の意見を元にお伝えします。

就活を始めたみなさんが最初に受ける選考ステップは「エントリーシート(ES)」です。
ここでコケてしまったらせっかくケース面接グループディスカッション(GD)の対策をしても水の泡となってしまいます。しっかりと対策しましょう。

 

目次

  • 1.そもそも何のためにESを書くのか
  • 2.全設問共通のESの書き方
  • 3.頻出5パターン別のESの書き方
  •  
    エントリー日程を知りたい方はこちら>日系・外資コンサルティングファームの選考日程一覧

     
    外資/日系コンサルティング・ファーム合計19社のエントリーシートの内容をまとめた『【保存版】有名コンサル19企業のエントリーシート(ES)質問まとめ』のページで実際の設問を見ながらご覧ください。

     

    1.コンサル就活においてESが果たす3つの役割

    まずはじめに、コンサル就活においてESが活用される場面を知っておきましょう。具体的な活用場面を知ることで、「なぜこの要素を意識して書く必要があるのか」ということが分かるはずです。実際の書き方が知りたいという方は 2.全設問共通のESの書き方 へ進んでください。
     

    ①ESが最初の選考になる

    ESが最初の選考になる場合、当然ですが文章のみで自分の魅力を伝えなければなりません。また、面接官は短い期間で大量のESを読むことになるため、面接官に読んでもらえる文章を書く必要があります。いくらエピソードが輝いていても、読みにくい文章や的外れなことを書いている文章はそれだけで減点だと考えていいでしょう。「落とされないESを書く」ことが肝となります。以上のことを考えると、

    • 聞かれたことに過不足なく答えているか(MECE)
    • 読みやすい文章構成か(構造化)
    • 想像力を働かせやすいか(定量的)

    といった要素が網羅的に意識されている必要があります。
     

    ②ESが面接の履歴書になる

    ESを面接で聞くことの材料にするのがこのパターンです。コンサル就活でよくあるのが、「学生が初めに触れる選考ステップはESだが、企業が初めにふるいにかけるのは筆記試験だ」という現象です。企業側の心理として「圧倒的な高得点合格者はESの内容にかかわらず入社後の活躍が期待できる」というのは想像に難くないでしょう。したがって、筆記試験を高得点で通過した人は最終面接の直前までESを読まれないということも可能性としては想定されます。この場合、MECEであることや構造化されていることはもちろんのこと、

    • 面接で聞かれるための「フック」

    を用意しておく必要があります。

    面接についてはこちら>コンサル志望者のための13の面接質問例と対策まとめ
     

    ③ESが筆記試験の救済措置になる

    「ESが面接の履歴書になる場合」と途中までは同じですが、筆記試験でボーダーライン上にいる人たちはESが救済措置となる場合があります。企業側の心理として「ボーダーライン上ならばよりESで魅力的なことを書いている学生を採用したい」と考えるのは至極真っ当なことでしょう。この場合、1人の選考官が読むESの数が圧倒的に少なくなるので、より丁寧に読まれることになるでしょう。「受かるESを書く」ことが肝となります。MECE、構造化、定量的な表現はもちろんのこと、入社後に活躍しそうと思ってもらえるために、

    • なぜそこに力を入れたか、なぜそのような施策をとったか(行動の動機)
    • 会社でもその能力を発揮できそうか(再現性)
    • 持続的に会社に貢献できそうか(反復性)

    を意識する必要があります。
     
    以上を図解するとこのような形になります。
    各社がどのような選考フローで採用活動を行っているかを把握し、限られた文字数のESで何を重視して書くかを練る必要があります。各社の選考フローについてはこちらをご覧ください。
    【保存版】コンサルファームで頻出の5つのES設問タイプと対策

     

    2.全設問共通のESの書き方

    では次に、前章までの内容を踏まえて実際にどう書けばいいかを解説していきます。前章までに出てきたキーワードは、「MECE」・「構造化」・「定量的」・「フック」・「動機」・「再現性」・「反復性」の7つです。これらの要素はすべてテクニックや努力によってカバーすることができます。前述したように、選考官は何枚ものESを読み比べてあなたの合否を決定します。しかしながら、何も小説家のような文章を書けと言っているわけではないので、才能は関係ありません。少なくともテクニックで何とかなる範囲の文章の巧拙は対策しておくことが吉でしょう。

    7つの要素のうち、「MECE」・「構造化」・「フック」はフレームワークによって、「定量的」・「動機」は意識によって、「再現性」・「反復性」は事前準備によって改善することができます。
     

    ⑴ESを書くためのフレームワーク

    さて、みなさんは再来年から実際のコンサルタントとして数多のフレームワークを自在に操っていることでしょう。コンサルタントとしてのキャリアを歩む上で、今日がその第一歩となります。今回使うのは、「ピラミッド原則」の概念を取り入れた「L型マトリクス」です。イメージとしては、縦軸に「書くべき要素」を並べて、横軸に「エピソードの粒度」を並べた表を作っていくというものです。

    まず、ESに指定されたお題が何かを確認します。試しに各社で例年出題されている「学チカ」系のお題を見てみると、

    • 今までの人生の中で成し遂げたことで、人に話したいことは何ですか?(BCG)
    • あなたが大学入学後、”乗り越えた困難”、”挑戦し成し遂げたこと”、”最も力を入れた研究・ゼミ”からいずれかのテーマを選び、具体的に教えてください。特に、そのテーマにおける難しかった点、及び自分なりに創意工夫した点を重点的に教えてください。(NRI)

    と縛りにかなりの差があります。後者の場合、”難しかった点”、”創意工夫した点”を書き洩らしてしまったらその時点でアウトになるので、しっかりとマトリクスの縦軸に書き込んでおきましょう。その上で、裏に隠されている「面接官が聞きたいこと」を並べていきます。

    「学チカ」系のお題であれば、

    • 動機(なぜそれを頑張ろうと思ったか)
    • 目標(どういう状態を理想と置いたのか)
    • 手段(どのような施策をとったか)
    • 困難(施策を進める上でうまくいかなかったことは何か)
    • 工夫(どのようにしてその困難を乗り越えたか)
    • 結果(最終的な成果は何か、理想状態に到達できたか)
    • 学び(その後に活きる学びはあったか)

    といったことを聞きたいのだろうという予想がつきます。これらをマトリクスの縦軸に書き並べていけば縦軸は完成です。

    次に横軸に”層1”、”層2”、”層3”…と書き並べていきます。その上で、”層1”には「一言でいうと?」を書き、”層2”には「それを少し深掘りすると?」を、”層3”には「それをさらに深掘り…といったイメージで「ピラミッド原則」を使いながらエピソードを深掘りしていきます。これで下準備は完成です。「MECE」と「構造化」はほぼ満たせます。あとはエピソード全体を一言で表すタイトルをつけてください。

    以上を図解するとこのようになります。
    【保存版】コンサルファームで頻出の5つのES設問タイプと対策

    あとはESに反映していくだけです。はじめに結論ファーストでタイトルを書き、文字数との兼ね合いで何層まで書くかを調整します。その上で、「ESに反映できなかったけどアピールしたい!」という部分を面接の「フック」として突っ込んでもらいやすいように書いておきましょう。
     

    ⑵意識すべきは”Why”と”数字”

    では次に、「動機」「定量的」を盛り込むために具体的に何を意識すべきかを解説していきます。上のマトリクスに盛り込んでいくイメージです。

    「動機」については、「自分が”能動的に”行動したこと」に必ず”Why”を考えるということを意識しましょう。「定量的」については、”人数規模”と”数値変動”を必ず考えるようにしましょう。たとえば新勧のエピソードを書きたいなら、「○○人のサークルで新勧担当は△人」、「昨年に比べて□%の増加」と書くことによって、選考官はより具体的な場面を想像することができます。
     

    ⑶業界研究・企業研究を怠らない

    最後に、「再現性」「反復性」を選考官に印象付けるために、どのようなことをする必要があるのかを解説していきます。
    それは、企業が求める人物像を徹底的にリサーチし、その人物像にマッチするエピソードを選んでいくということです。
    “徹底的に”とは、コンサルとしての人物像だけではなく、その企業独自の人物像をリサーチしていくことになります。リサーチを怠らないようにしましょう。

     

    3.頻出5パターン別のESの書き方

    最後に頻出5パターン別のESの書き方を解説していきます。選考官が各ESの設問で何を聞きたいと思っているのかを把握することで、マトリクスの縦軸に何を並べるべきかがわかってくるはずです。
     

    a.志望動機系

    見られている点:熱意、情報収集能力

    まず、「なぜコンサルか」ということを見ています。「経営に関わりたい」だけなら商社やベンチャーでもいいわけです。「理論的な観点」を求めるなら研究者でもいいわけです。「企業を助けたい」なら銀行でもできます。他の業界と比較して「それでもコンサル」と言える理由を見つけましょう。
    それと同時に、その学生が自社にどの程度興味を持っているのかを見ています。特にコンサルティングファームは各ファーム毎の違いがわかりにくく(特に外から見ていると)、個別のファームを志望する理由を書くのは少し時間がかかるかもしれません。そのためどの程度熱意と根気を持ってそのファームについて調べられるかが、この設問の回答に表れます。「なぜコンサルか」「なぜコンサルの中でもその会社なのか」を突き詰めていきましょう。
    マトリクスの縦軸は「なぜコンサル」「そう思うに至った原体験」「なぜ〇〇社」「そう思うに至った原体験」などが入ってくるのではないでしょうか。

    志望動機についてより詳しい説明はこちら>“コンサルティング業界の志望動機”は何を書けば良いのか
     

    b.過去の経験系

    見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質

    その人物がどのような資質を持っているかを見ます。コンサルに必要とされる資質は、地頭を除けば他一般企業と大差はないため、コミュニケーション能力やリーダーシップといった普遍的な能力がここで見られます。
    マトリクスの縦軸は「動機」「目標」「手段」「困難」「工夫」「結果」「学び」になるでしょう。
     

    c.未来目標系

    見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性

    コンサルタントはファーム間または他業種への転職が多い職業です。それを企業側も承知の上なので、例えコンサルタントが踏み台のキャリアであると公言してでも、しっかりと自分の人生に目的を持っている人物の方がコンサルタントとしてのキャリアも成功することが多いです。またコンサルタントは企業や社会に大きな影響を与えられる職業であり、大望や大局観をここで見ていることがあります。
     

    d.価値観系

    見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか

    コンサルタントという職種は特殊で(激務、外国語の使用、転職の多さなど)、人によっては向いていない職種でもあります。特に安定した収入や平穏で忙しくない生活を求める人にはおすすめできません。価値観はその人が大事にしている人生の軸であり、この設問ではその点が見られているといえます。また、コンサルタントは属人的な職業であり、そのファームが持っている資産は所属する人材です。そのためそのファームの業績や仕事に結びつくのは個人の性質であり、より個性のある人物が際立って活躍できます。
     

    e.その他(ケースなど)

    A.T.カーニー(ATK)、ローランド・ベルガー(RB)、コーポレイト・ディレクション(CDI)など、ファームによってはESのお題にケースを出しています。この場合はケース対策をしておくのが得策でしょう。ただしケース面接と違って、ESでケースをやる場合は口頭で補足することはできません。

    • 広く検討したことをアピールすること(選択肢の網羅性)
    • 思考の過程を示すこと(因果関係、ボトルネック)

    の2点に注意して回答を作成しましょう。

    おすすめ記事
    「外資戦略ファーム内定者が添削、ケース問題添削集」
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    まとめ

    以上のように、テクニックと選考官がみたいポイントを押さえておけば、ESが原因で落ちる可能性は格段に下げられるでしょう。

    また、コンサル就活を進める上ではどの場面でも「ロジカルシンキング」の力が試されます。ロジカルシンキング系のスキルは必ず身につけておきましょう。対策としては、ロジカルシンキング関連の書籍を読む(オススメは『考える技術・書く技術』です。マッキンゼーでライティングを教えている方が書かれた本です)、または就活支援企業のロジカルシンキングの無料セミナー(元コンサルが主催しており、演習なども行われ分かりやすく体系的に学べました)などを利用しましょう。

    おすすめ記事>「ロジカルシンキングって、結局何なの?〜ピラミッド構造から学ぶ3原則」
     
     
     

    ※本ページに記載している情報はFactLogicが独自にリサーチ、または各種メディアから収集したものであり、企業が公表している情報ではない場合があります。

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