A. 原則休みですが、入社初期や忙しい時は両方勤務ということもあります。
まず認識する必要があるのは、コンサルの忙しさはプロジェクト次第であり、プロジェクトが順調に進めば、予定よりも早く仕事が終わり、ゆっくりとした生活を送ることも出来ます。一方で、プロジェクトがなかなか進まず、終わりが見えないという状況に陥ってしまうと、毎日3時間しか寝られないという生活を余儀なくされることもあります。時期によっても勤務時間がかなり異なり、最も忙しいプロジェクト開始時やプロジェクト終盤などの時期は、深夜まで作業が続くこともしばしばあります。
また、土日勤務や深夜までの作業が続くこともあるため、一般的なワークライフバランスを意識した働き方は、難しい職業ともいえるでしょう。コンサルタントという職業は他業種に比べて、ひときわプロフェッショナルであることを求められる職業です。コンサルタントが行う仕事に対して、クライアントである企業は数千万ものフィーを払います。そのため、プロ意識の高いコンサルタントは、少しでもクオリティの高い成果物をクライアントに届けようと必死に働きますし、その結果として長時間労働という激務状態に陥るのです。実際のコンサルタントのスケジュール例を知りたい方は「Q. コンサルタントの一日のスケジュール例を教えて下さい」の記事をご覧ください。
とはいえ、これは最も忙しい時の話です。通常時はこのようなことはないと考えてよいでしょう。むしろ、毎日深夜まで残っているのはタイムマネジメントができていない証拠ともとれます(ファームによってはこういう企業文化で、上司もタイムマネジメントができていないと思われては都合が悪いので、あまりメンバーを遅くまで残したくないということもあります)。基本的に毎日やるべきことは決まっていて、それが終われば帰宅します。またプロジェクトとプロジェクトの間など、どのプロジェクトにも配属されていない時期に、長期休暇を取るということもできます。一般的なワークライフバランスとは異なりますが、このように仕事と余暇の両立することは可能だといえるでしょう。
ただ、新人のうちは通常時でも忙しく、土日のうち一方は出社したり、業界知識のインプットなどのために本を読んだりして潰れると思っておくくらいでもよいでしょう。やはり、仕事に慣れるまではかなりの時間が必要になります。新人のうちにどんな仕事をするかは、こちら→「Q. 新卒1年目のコンサルタントはどんな仕事をするの?」をご覧ください。しかし、多くのコンサルタントの話を聞く限り、仕事に慣れてきたら土日出勤も通常時は必要なくなり、ちゃんと休日を確保できるようになるといいます。2年目以降もずっと土日を潰している人がいるとすれば、適性がないのかもしれません。休日を確保できるかどうかも、実力主義といったところでしょうか…。
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