Q. コンサルに必要な能力ってなんですか?

Q. コンサルに必要な能力・スキルとは?

コンサル志望者に求められる能力とは、言い換えれば「新卒のコンサルタントに必要な能力」だと言えます。「コイツはコンサルタントとして上手くやっていけそうだな」と判断したからこそ、面接官はその学生に内定を出すのです。

Q. コンサルに必要な能力ってなんですか?

 

では、具体的にはどのポイントを見ているのでしょうか?ある面接官は、

(1)学習意欲の高さ
(2)素直さ、謙虚さ、吸収力といった人間的伸びしろ
(3)自分の頭で考える能力

の3つを見ているといいます。
 

(1)学習意欲の高さ

コンサルタントはさまざまな業界、分野の企業をクライアントとします。クライアントからしてみれば、自分の経営を助けてくれると思ったからコンサルタントに依頼をしているのです。それなのに、コンサルタントが「勉強不足なので、この業界についてはあまり詳しくないんですよね…」などと言うわけにはいかないですよね。コンサルタントは自分の知らない業界でのプロジェクトに配属された場合、必死になってその業界の情報をインプットします。インプットの方法は、本を読んだり詳しい人に聞いたりなどさまざまですが、やることは結局「新しいことを学ぶ」というものです。コンサルタントは常に新しい知識をインプットすることを要求される仕事である以上、学習意欲や知的好奇心が高い人間でなければなりません。面接の中で、さまざまなことへの興味や新しいことへのアンテナを高く張っていることをアピールできると高評価に繋がるでしょう。
 

(2)素直さ、謙虚さ、吸収力といった人間的伸びしろ

ざっくり言うと、新卒に求めてられているのは、速いスピードで大きく成長する能力です。そのために必須なのが、素直さや謙虚さ、吸収力といった「成長スピード」に関わる要素です。(1)で学習意欲の高い人間は高評価であると述べましたが、いくら学習意欲が高くても効率的に学習できる人間である必要があります。長い時間をかければ誰でもある程度成長できますが、コンサルタントは多忙な仕事です。1つの知識を習得するのに長い時間がかかってしまうと、コンサルタントとして多くの仕事をこなしていくのは難しいでしょう。

まとめると、速いスピードで成長するには、「人のアドバイスを受け入れる素直さ」や、「自分はまだ半人前であり成長途中であるという謙虚さ」、「手に入れた情報を自分のものとしてすぐに使いこなせる吸収力」といった要素が重要だということになります。
 

(3)自分の頭で考える能力

コンサルタントになる以上、当然要求される能力です。具体的に「自分の頭で考える」ということが何を指すのかは人によって異なり、絶対的な答えはないと思いますが、「そもそもの目的から考える」とういうことが挙げられるでしょう。

たとえば、ロジカルシンキングについて考えてみましょう。コンサル就活生であれば、ロジカルシンキングについて少なからず関心があるでしょうし、習得したいスキルだと考えているでしょう。ではお聞きしたいのですが、そもそも、なぜロジカルシンキングを皆さんは習得したいのでしょうか?そもそも、なぜ論理的に考えることが必要なのでしょうか?つまり、「ロジカルシンキングを学ぶ目的は何ですか?」という問いを私はしています。

このように、そもそもの目的から考えていくと、当たり前の真実だとしてこれまで受け入れていた多くの物事を疑うクセが付きます。これを日々の生活で実践していくと、「そもそも何が目的なんだっけ?」という思考に慣れていき、自分なりに仮説を立てたり、他人の発言の論理的破綻に気付けるようになります。この状態になれば、「自分の頭で考える」ことがある程度できているといえるのではないでしょうか。

参考記事>ロジカルシンキングって、結局何なの? ~ピラミッド構造から学ぶ3原則~
 

まとめ

以上をまとめると、(1)学習意欲の高さ (2)素直さ、謙虚さ、吸収力といった人間的伸びしろ (3)自分の頭で考える能力

の3つの能力が求められており、これらを面接官はチェックしているということになります。どれも非常に重要な能力であり、訓練可能なものです。また、コンサルタントに限らず優秀なビジネスマンに求められる能力であるため、一流ビジネスマンを目指す人にも必須のスキルであるといえます。
 

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