このページでは、アーサー・ディ・リトル(ADL)のグループディスカッション(以下、GD)の概要とその突破のための対策方法について解説していきます。
目次
概要
人数
学生:6-8人
試験官:2人
所要時間
1時間
実施場所
東京オフィス
テーマ例
2021年卒
日本サッカー協会がクライアントだと仮定し、FIFAワールドカップで日本代表がベスト4に入るための施策を考えよ。
厚生労働省がクライアントだと仮定し、中高年の引きこもりを減らす施策を考えよ。
2020年卒
厚生労働省がクライアントだと仮定し、小学生の肥満率を下げる施策を考えよ。
実在する特定の書店がクライアントだと仮定し、売り上げ向上施策を考えよ。
2019年卒
実在する特定の製造業企業がクライアントだと仮定し、その企業の東京オリンピックに向けた戦略を考えよ。
ある特定の駅のタクシー乗り場の混雑を解消する施策を考えよ。
詳細
1人1分で自己紹介をした後に、課題が発表され、5分間の個人ワークの時間が設けられます。個人ワークで考えたことを1人1分で発表した後に、20分間ディスカッションの時間がとられます。ディスカッションのアウトプットを代表の学生が3分程度で発表し、最後には面接官の方からのフィードバックや逆質問の時間が設けられます。
個人ワークで考えたことも、もちろん評価の対象になるので与えられた時間を有効活用するようにしましょう。また、発言量も大切ですが、発言の質が主に評価の対象となっているので、注意しましょう。
対策方法
コンサルティングファームにおけるGDでの評価ポイントは、
「思考力」と「コミュニケーション力」であると言えます。
また、この二つの能力をより詳細に表現するのであれば、以下のようになります。
「思考力」
- 論理性:論理的な思考ができているか
- 現実性:リアリティのある思考であるか
「コミュニケーション力」
- 積極性:積極的な発言ができているか
- 協議性:他者の意見に傾聴し、議論に取り入れる事ができるか
以上の能力を前提としてGDにおいては、
- タイムスケジュールを作る
- 前提をすり合わせる
- 役割を意識する
- 議論を盛り上げる
の4つが選考突破の原則と言えます。
これらの能力や4原則についてのより詳細な説明は【4つの原則】コンサルのグループディスカッション対策法をご確認ください。また、GD対策をする上で必要な情報がグループディスカッション対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
選考フロー
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