このページでは、EYストラテジー・アンド・コンサルティングのグループディスカッション(以下、GD)の概要とその突破のための対策方法について解説していきます。
目次
GD(1回目)の概要
人数
学生:5〜8人
試験官:1人
所要時間
1時間
実施場所
東京オフィス(22卒はオンライン)
テーマ例
2022年卒
- 財政状況が逼迫している地方の市役所に対する施策を考えよ
- ある生命保険会社の利益を向上させるためにはどうすれば良いか
2021年卒
- 今後さらに価値観が多様化している中で上司と部下が互いにどう関わっていくべきか考えよ
- 地方の人の移動を活性化させるための施策を考えよ
2020年卒
- 新聞業界の今後について考察せよ
- 日本人の英語力向上策を考えよ
- 学校教育にITを導入する上での課題について考察せよ
詳細
1時間の会社説明会の後、1時間ほどのGDを行います。
40分間議論を行い、5分ほどで自分の班についている社員に発表を行うようです。その後、10分ほどで質疑応答・フィードバック・逆質問を行います。
GD(2回目)の概要
人数
学生:5〜8人
試験官:1人
所要時間
4時間
実施場所
東京オフィス
テーマ例
2022年卒
- 健康・医療産業において今後成長性が見込めるビジネスモデルを提案せよ
- 家電量販店の新しい収益の柱を提案せよ
2021年卒
- 日本においてSDGs投資と株価が連動していないことに対する経済産業省の対策を考えよ
2020年卒
- 日本全国でビジネスホテルを展開しているホテルチェーン某社の中長期計画を考えよ
詳細
全体の流れ説明を受け、30分ほどの個人ワークに取り組みます。その後、1時間半ほどのグループワークを行い、パワーポイントを使った10分ほど説明をします。
発表後の社員の方からの質問は厳しめです。長時間のディスカッションで集中力を切らさず、かつチームでの作業を意識し続けることが選考突破の鍵となります。また、スライド作成を行う必要があることも鍵となるでしょう。
対策方法
コンサルティングファームにおけるGDでの評価ポイントは、
「思考力」と「コミュニケーション力」であると言えます。
また、この二つの能力をより詳細に表現するのであれば、以下のようになります。
「思考力」
- 論理性:論理的な思考ができているか
- 現実性:リアリティのある思考であるか
「コミュニケーション力」
- 積極性:積極的な発言ができているか
- 協議性:他者の意見に傾聴し、議論に取り入れる事ができるか
- タイムスケジュールを作る
- 前提をすり合わせる
- 役割を意識する
- 議論を盛り上げる
の4つが選考突破の原則と言えます。
これらの能力や4原則についてのより詳細な説明は【4つの原則】コンサルのグループディスカッション対策法をご確認ください。また、GD対策をする上で必要な情報がグループディスカッション対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
選考フロー
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